コパ・アメリカ2019のフィナーレを飾る決勝を10倍楽しめる情報

サッカー観戦のお供
  1. “伏兵”ペルー
    1. ・7月6日、ブラジル戦に向けて (Diario Correo)
    2. ・7月6日、フローレスは微妙 ガレカ監督のプランBは? (El Bocón)
    3. ・7月6日、サンブラーノとアブラム 新CBコンビの試練 (AS)
    4. ・7月6日、ペルーサッカー連盟はガレカ監督の退任を否定 (Libero)
    5. ・7月6日、クビジャスがゲレーロを称賛 (Libero)
    6. ・7月6日、ファルファン 左膝の手術は成功 (El Bocón)
    7. ・7月5日、ペルーへの嫌がらせ? (La Republica、Libero)
    8. ・7月5日、優勝と3度目のコパアメリカ得点王を狙うゲレーロ (Libero)
    9. ・7月4日、ガレカ監督がペルー代表で成し遂げた5つの偉業 (Diario Correo)
    10. ・7月4日、決勝のチケット(6万6000枚)はソールドアウト (Depor、El Bocón) 7日にエスタジオ・マラカナンで行われる、決勝ブラジル対ペルー戦のチケットはソールドアウトとなった。 公式ウェブサイトからの通常販売は終了しているものの、チリサポーターはTwitterなどのソーシャルネットワークを通じて、事前に購入していた決勝のチケットを再販に出しており、何人かのペルーサポーターはここから決勝のチケットを手に入れてようとしているようだ。 エスタジオ・マラカナンの収容人数は8万人だが、セキュリティ上の問題から、販売された決勝のチケットは6万6000枚とのこと。 チケットの値段は70ドル~240ドルだが、再販では価格がかなり上昇したようだ。 ・7月4日、0-5の大敗からペルーは何が変わった? (Globo Esporte)
    11. ・7月4日、前回大会で“ハンド・ゴール”のルイディアス 「今はVARがある」 (El Bocón)
    12. ・7月4日、クエバのお守り (El Tiempo、Globo)
    13. ・7月4日、ガレカ監督はアルゼンチン代表からのオファーを待っていた (Libero)
    14. ・7月4日、ガレセ 「決勝でのブラジル戦は夢のファイナル」 (El Comercio)
    15. ・7月4日、ヨトゥンのゴールパフォーマンス (Diario Correo、Depor)
    16. ・7月3日、ルエダ監督 「今日の試合ではなく、決勝戦のことを考えてしまっていたかもしれない」 (Libero)
    17. ・7月3日、準決勝チリ戦を終えて (El Comercio)

“伏兵”ペルー

・7月6日、ブラジル戦に向けて (Diario Correo)

ガレカ監督は前日会見で、今回コパアメリカ決勝でブラジルと対戦するのは、ペルー代表にとって良いタイミングであると語った。
ガレカ監督のコメント

「我々はウルグアイとチリという2つの非常に強いチームを倒してきたし、それが我々を強くした。もし、ブラジルと対戦する瞬間を選ばなければならないのであれば、それは今だ。我々の理想的な瞬間は続いており、ブラジル戦で素晴らしい瞬間を迎えることになるだろう」
「ポゼッションは重要であり、ブラジルのようなチームにとっては特にね。我々は(ブラジルから)ボールを取り上げることを目指している。できるだけ我々が持つ時間を長くして、ブラジルを攻撃することが重要だ」
「時間はほとんどないが、我々はお互いについて良く知っている。決勝では重要なメンタル面に関しては、ほとんど気にしていない。我々は決勝戦を戦ったことは1度もないが、決勝のような試合は他に何度も戦ってきた」
― グループステージでの0-5の敗戦について
「何が起こるかはわからない。(グループステージと)同じかもしれないし、まったく違うかもしれない。我々は(グループステージとは)まったく違うものにしたいが、何も予測はできない」
― VARについて
「私はVARを恐れてはいない。我々はいつものように審判を信頼している。ただ、VARは進歩しなければならない。プロセスは機密だが、誰が最終的な決定を下すのか、誰もがそれを理解できるようにする必要があるだろう。今はすべてが非常に不明瞭だ。私はそれを見直すことになると思う」
― アルゼンチン代表監督就任の噂について
「それは過去の話だ。アルゼンチンは関係ない。過ぎ去ったことだ」

・7月6日、フローレスは微妙 ガレカ監督のプランBは? (El Bocón)

準決勝チリ戦で右足首を負傷したフローレスは、決勝ブラジル戦の出場が微妙となっている。
ガレカ監督は、フローレスが100%の状態に復帰することを望んでいる。
フローレスが決勝ブラジル戦に出場できるかは、前日(土曜日)の様子を見て判断するとのこと。
フローレスが起用できない場合、ガレカ監督はクリストフェル・ゴンサレスを左サイドMFとしてスタメン起用する模様。

・7月6日、サンブラーノとアブラム 新CBコンビの試練 (AS)

サンブラーノとアブラムのセンターバックコンビにとって、コパアメリカ決勝は試練だ。
36年ぶりのW杯出場に貢献したクリスティアン・ロドリゲスとアルベルト・ロドリゲスのCBコンビは、衰えが顕著で、ガレカ監督はロシアW杯後の親善試合から明確なメッセージを送った。
センターバックの世代交代だ。
ガレカ監督は最初に、海外でのプレー経験を持つ若いサンタマリアとアラウホをテスト。このコンビは悪くはなかったが、ガレカ監督はまだ確信していなかった。
したがって、次にアブラムとアラウホをテスト。ベレス・サルスフィエルドで良いプレーをしてきたアブラムが、ガレカ監督を納得させた。だが、このコンビも前任者ほどの安定感は欠けていた。
経験が不足していると考えたガレカ監督は、サンブラーノを4年ぶりに代表に招集した。過去にはピッチでの素行が問題視されたが、現在は十分に成熟しており、サンブラーノのリーダーシップはペルー代表が決勝に到達するためには不可欠だった。

サンブラーノとアブラムのCBコンビは、ウルグアイとチリの攻撃を完封。
ペルー代表にとっては、今後数年間、中央の守備を任せられる人材を得た。
グループステージではブラジルに0-5と大敗したペルーだが、このときはまだサンブラーノとアブラムのCBコンビが誕生する前。
7日の決勝では、ブラジルの攻撃陣を抑えることができるか?
新CBコンビにとって、試練の時を迎える。

・7月6日、ペルーサッカー連盟はガレカ監督の退任を否定 (Libero)

ペルー代表のスポーツディレクターを務めるフアン・カルロス・オブリタス(写真)は、コパアメリカ終了後のガレカ監督の退任を否定した。
アルゼンチン国内ではファンやジャーナリストなどの間で、ガレカ監督の評価が急激に高まり、アルゼンチン代表監督就任を求める声が挙がっていると報じられている。
フアン・カルロス・オブリタスのコメント
「リカルド(ガレカ)は礼儀正しい人間であり、真のプロフェッショナルだ。彼は2022年カタールW杯の南米予選まで我々と契約を結んでおり、W杯出場を果たした場合は契約が延長されることになっている。それは誰もが知っていることだ」
「報じられているような条項(アルゼンチンからのオファーがあった場合は契約を解除して母国の代表監督に就任できる)は契約にはない」
「リカルドと私は、コパアメリカ前に、年末までの親善試合を計画した。ガレカは我々と一緒に続けていく。彼は我々の監督であり、契約を満たすだろう」

・7月6日、クビジャスがゲレーロを称賛 (Libero)

ペルー代表とアリアンサ・リマの伝説的プレーヤーであるテオフィロ・クビジャスが、パオロ・ゲレーロを称賛している。
クビジャスはペルー代表として、1975年のコパアメリカで優勝、W杯にも3度出場した(1970、1978、1982)。
クビジャスのコメント
「パオロ(ゲレーロ)は、すでに私の上を行っているよ。私はフアン・カルロス・オブリタスやウーゴ・ソティルのように、他にも素晴らしい選手たちとプレーしたが、パオロを見てごらんよ。脱帽だよ」
「ペルーは、すべてのスペースを支配できるストライカー(ゲレーロ)を擁している。相手の最終ラインの4人は、彼を気にする。彼が多くの警戒を集めることで、ペルーの他の選手たちが創造性を発揮するチャンスを得るんだ」

・7月6日、ファルファン 左膝の手術は成功 (El Bocón)

左膝を負傷してペルー代表から離脱したファルファン。
バルセロナで手術を受け、無事に成功したようだ。
記事によれば、ファルファンは6ヵ月~9ヵ月の離脱を余儀なくされ、年内中の復帰は絶望的。
復帰は来年以降になる見込み。

・7月5日、ペルーへの嫌がらせ? (La Republica、Libero)

ペルー代表は金曜(5日)、フルミネンセの施設を使ってトレーニングを実施したが、大雨の影響でトレーニング開始が1時間遅れた。
これは自然現象なので仕方のないが、いざピッチに出てみると、フルミネンセのトップチームの選手たちがトレーニングをしている最中だったという。
また、ジムはフルミネンセのユースチームとの共用を強いられ、会見場はフルミネンセの選手たちが使用していたため、練習後に予定されていたガレカ監督の記者会見を開くことができなかった。
さらに、大雨が降っていたにもかかわらず、冷たい浴槽を用意されたとのこと。

ガレカ監督は練習後、すぐにトレーニング施設の変更を決断。
土曜(6日)は、ボタフォゴの施設を借りてトレーニングを実施するという。

これを受けて、南米サッカー連盟(CONMEBOL)はペルー代表に謝罪。
記事によれば、CONMEBOLは、ブラジル国内の各クラブに対し、各国代表のトレーニングに全面協力するよう要請していたが、フルミネンセ側にはうまく伝わっておらず、今回の混乱が起こってしまったようだ。

・7月5日、優勝と3度目のコパアメリカ得点王を狙うゲレーロ (Libero)

ゲレーロは自らの得点でブラジルを倒して優勝カップを掲げ、さらに自身3度目となるコパアメリカ得点王を狙う。
ゲレーロはコパアメリカにおいて、2011年と2015年に得点王を獲得している。
現在、今大会の得点ランクトップは2ゴールで、ゲレーロを含む14人が並んでいる。
ゲレーロのコメント

「僕はチームのためにプレーする。歓迎すべき目標(優勝)を達成するチャンスがあるし、団結した戦うグループとともに目標を達成できれば幸せだよ」
「僕はチームメイトを誇りに思っている。このチームが何かを望んでいる時のパフォーマンスは素晴らしいし、僕はチームメイトたちのパフォーマンスに満足している。僕たちは決勝に臨むんだ」

・7月4日、ガレカ監督がペルー代表で成し遂げた5つの偉業 (Diario Correo)

36年ぶりとなった昨年のW杯本大会出場に続き、ペルー代表を44年ぶりにコパアメリカ決勝に導いたリカルド・ガレカ監督。
ペルー『Diario Correo』が、ガレカ監督がペルー代表で成し遂げた6つの偉業をまとめている。

①44年ぶりのコパアメリカ決勝進出
コパアメリカ決勝進出は44年ぶり。
ウーゴ・ソティルやテオフィロ・クビジャスを擁して2度目の優勝を果たした1975年大会以来。
②36年ぶりのW杯本大会出場
2018年ロシアW杯ではグループステージ敗退(1勝2敗)となったものの、W杯本大会出場は1982年スペイン大会以来、36年ぶりのことだった。
③ペルー代表の無敗記録を更新
ガレカ監督体制では、ペルー代表の無敗記録を更新。
2016年11月15日~2018年6月16日にかけて、親善試合を含めて15試合無敗(10勝5分)を記録した。
④W杯予選において、アウェイで12年ぶりの勝利
2016年11月10日のロシアW杯予選で、ペルーはアウェイでのパラグアイに4-1で勝利。
W杯予選において、ペルーがアウェイの地で勝利したのは、12年ぶりのことだった。
2006年6月1日のW杯予選ウルグアイ1-3ペルー戦以来。
(※2016年9月1日のW杯予選ボリビア0-3ペルーは除く。ボリビアが2-0で勝利したが、ボリビアの選手起用に不正があったとして没収試合となり、ペルーの3-0勝利扱いとなった)
⑤W杯予選において、エクアドルにアウェイで初勝利
2017年9月5日のロシアW杯予選で、ペルーはアウェイでのエクアドル戦に2-1で勝利。
W杯予選において、ペルーがアウェイの地でエクアドルに勝利したのは、これが史上初。

・7月4日、決勝のチケット(6万6000枚)はソールドアウト (Depor、El Bocón) 7日にエスタジオ・マラカナンで行われる、決勝ブラジル対ペルー戦のチケットはソールドアウトとなった。 公式ウェブサイトからの通常販売は終了しているものの、チリサポーターはTwitterなどのソーシャルネットワークを通じて、事前に購入していた決勝のチケットを再販に出しており、何人かのペルーサポーターはここから決勝のチケットを手に入れてようとしているようだ。 エスタジオ・マラカナンの収容人数は8万人だが、セキュリティ上の問題から、販売された決勝のチケットは6万6000枚とのこと。 チケットの値段は70ドル~240ドルだが、再販では価格がかなり上昇したようだ。 ・7月4日、0-5の大敗からペルーは何が変わった? (Globo Esporte)

6月22日のグループステージでの対戦では、ブラジルに0-5と大敗したペルー。
この時のペルーは、互角の戦いを演じようとハイプレスによる真っ向勝負を挑んだ結果、ブラジルにスペースを与えすぎるというミスを犯した。
だが、現在のペルーはまったく違うチームとなっており、ブラジルにとって難しい相手へと進化している。
では、0-5と大敗した時からペルーは何が変わったのか?
ブラジル『Globo Esporte』が分析している。
センターバックに経験
30歳のサンブラーノは最も経験が豊富なDFで、ヨーロッパでのキャリアもある。フィジカルに強く、空中戦を得意としている。
23歳の若いアブラムが、最終ラインからボールを運ぶ役を担う。
両サイドにスピード
スピードのあるフローレスとカリージョが両サイドMFに定着。
ガレカ監督は、ブラジル戦ではカウンターアタックから反撃すべき。
ポロとファルファンを外す
グループステージでのブラジル戦では、ボールが持てるポロ、ファルファン、クエバを2列目で起用したが、守備への切り替えが非常に遅く、守備の脆さを露呈してしまった。
GKガレセの成長
グループステージでのブラジル戦で致命的なミス(2失点目)を犯したGKガレセ。
だが、それ以降は素晴らしいパフォーマンスを披露しており、完全に自信をつけた。
ウルグアイ戦では完封し、PK戦ではスアレスをストップ。チリ戦では2度のビッグセーブと、バルガスのPKをストップ。グループステージのブラジル戦でも終了間際にガブリエウ・ジェズスのPKを止めている。
守備時は4+4のコンパクトなブロック
ボールを持っていないときは、クエバとゲレーロはタスクを緩くし、残りの8人で4+4のコンパクトな守備ブロックを敷く。“相手を待ち構える”という考え方。
攻撃時は4-2-3-1
攻撃時はフローレスとカリージョがサイドを上がって、4-2-3-1の形。クエバがゲレーロの近くでプレーする。
・7月4日、負傷交代のフローレスとカリージョは決勝に間に合う? (Depor、Libero)
準決勝チリ戦で、負傷交代を余儀なくされたフローレスとカリージョ。
試合後、両選手はポルトアレグレの病院でMRI検査を受けた。
診断の結果、フローレスは右足首を負傷、カリージョは大腿の負傷。
『Depor』によれば、カリージョは足が痙攣したための交代であり、決勝出場は問題ないようだ。
一方、フローレスは今後の回復次第のようで、決勝に出場できるかは微妙となっている。

・7月4日、前回大会で“ハンド・ゴール”のルイディアス 「今はVARがある」 (El Bocón)

前回大会の2016年コパアメリカセンテナリオでは、グループステージ第3節でペルーに0-1と敗れ、ブラジルはグループステージ敗退となった。
だが、ブラジルを敗退に追いやったのは、ルイディアスの“ハンド・ゴール”だった。ルイディアスの決勝点は明らかに腕を使って押し込んだものだった。
ルイディアスのコメント

「(“ハンド・ゴール”は)今はVARがあるから難しいね(笑)」

「(決勝進出については)まだ信じられないよ。家族を始め、すべてのペルー国民に喜びを与えることができたけど、コパアメリカはまだ終わっていない。引き続き努力していくつもりだ」
「僕たちがいる今のペルー代表は素晴らしい。このグループについて1つ言えることがあるとすれば、僕たちは本当の家族であるということだ」
「僕たちは全員が決勝でプレーしたいと思っているけど、このチームの一員であることがすでに信じられないほど素晴らしいことだと感じている。僕たちは幸せだし、プレーするしないにかかわらず、全員がサポートする準備が出来ている。出場機会が与えられた時のことを想定して、常に100パーセントの準備をしている。僕たちはチームが勝ち上がればそれで満足だ」
「(ブラジルのほうが優位だと見られていることで)僕たちは気楽にプレーすることができる。僕たちは何か重要なことを達成したことを理解している。だけど、僕たちは冷静だ。僕たちは栄光のために、まだもう1ステップ必要なんだ」

・7月4日、クエバのお守り (El Tiempo、Globo)

クエバのお守りが話題となっている。
準決勝チリ対ペルー戦の70分、現地カメラはクエバの足に焦点を合わせた。
クエバのソックスには、“ダイヤ◇の8”のトランプが入っていたのだ。
これは、ペルーでマジシャンとして有名なエルネスト・カルピノ・ティラードさんによる幸運を呼ぶお守りだそうだ。
クエバは2015年以来、代表戦では常に“ダイヤ◇の8”をソックスに入れてプレーしている模様。

・7月4日、ガレカ監督はアルゼンチン代表からのオファーを待っていた (Libero)

2018年8月、ガレカ監督はペルー代表との契約を、カタールW杯予選終了まで3年間延長した(予選を突破した場合は本大会終了まで)。
だが、ペルー代表と契約延長する最後の瞬間まで、母国アルゼンチンサッカー協会(AFA)からのオファーを待っていたという。
元アルゼンチン代表で、1986年W杯優勝メンバーのオスカル・ルジェリ氏が明かしている。
ガレカとルジェリは親友で、現役時代にボカ・ジュニオールスやアルゼンチン代表で共にプレーした。
オスカル・ルジェリのコメント
「私は1ヵ月間、彼の家にいた。私は彼にアルゼンチン代表からオファーが来るのを待つように言った。ペルー代表からは毎日、延長打診の電話がかかってきていたが、私は彼に返事をするのは1週間待つように頼んだんだ」
「ガレカはアルゼンチン代表からのオファーを待っていた。彼はフリーだった。(ロシアW杯が終わって)契約は終了していたからね」
「想像してみてごらんよ。準決勝ブラジル戦で、彼がアルゼンチンを指揮していたらどうだったかをね」
「たぶん、私たちは(現役時代)ブラジルと10試合して8勝した。だが、火曜日(2日の準決勝ブラジル対アルゼンチン)は、私たちにとっては10回中2回しか起こらなかったことが起こってしまった」

・7月4日、ガレセ 「決勝でのブラジル戦は夢のファイナル」 (El Comercio)

準決勝チリ戦でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたGKガレセ。
準々決勝ウルグアイ戦に続いて、2試合連続でのマン・オブ・ザ・マッチ選出となった。
ガレセのコメント
「僕たちは決勝に進出すると思っていた。それは非常に厳しい道のりになるであろうことはわかっていた。僕たちは(グループステージの)ブラジル戦で挫折した。でも、チームは強さを見せ、今は決勝に進出している」
「チームは信じられないプレーをし、僕たちはゴールを決め、ここ数年で常に見せているフットボールを示し、チリのような素晴らしいチームにも勝利した」
「子供たちは常に素晴らしいチームと決勝で対戦することを夢見ている。ブラジルはその中(素晴らしいチーム)の1つだ。だから、決勝でのブラジル戦は夢のファイナルだ」

・7月4日、ヨトゥンのゴールパフォーマンス (Diario Correo、Depor)

準決勝チリ戦でチーム2点目を決めたヨトゥンは、自らのゴールを独特のダンスで祝福。これは自身の2人の子供に捧げたゴールパフォーマンスで、「僕はいつも娘のためにこのパフォーマンスで祝うんだ」とヨトゥンは説明。
子供向けTVシリーズ『Pocoyo(ポコヨ)』のダンスを真似たものだそうだ。

・7月3日、ルエダ監督 「今日の試合ではなく、決勝戦のことを考えてしまっていたかもしれない」 (Libero)

チリのルエダ監督は準決勝において、メンタル面でペルーのほうが優位に立っていたと認めた。
ルエダ監督のコメント
「“準決勝を突破する”という目の前の状況よりも、我々のメンタル面は“決勝をプレーしたい”という方向に向いていた。我々は日曜日(決勝)を視野に入れ、イエローカード(累積による出場停止)を避けることを考えてしまっていた」
「ペルーは偉大なライバルであり、非常に早い時間帯で試合を決めにきていた。我々はそれに驚かされ、試合に入ることができていなかったと思う。我々は他の試合で見せていたようなアグレッシブさを示すことができなかった」
「2失点目を喫した後、我々は反撃した。後半は引いて守備ブロックを構えたペルーに対して何度かチャンスを作ったが、相手GKガレセが非常に素晴らしかった。明らかな決定機が5つはあったと思う」

・7月3日、準決勝チリ戦を終えて (El Comercio)

ガレカ監督のコメント

「ここまで我々を支え続け、そして声援を送ってくれた全てのペルー人が幸せを感じていると思う。彼らの幸福を満たすことで我々も幸せになれるんだ」
「このチリ戦が、私がこのチームを率いてからのベストマッチになったのかはわからない。しかし、この試合で非常に良いパフォーマンスを発揮できたこと事実だ。このチリ戦でのパフォーマンスは我々にとって重要なものだ。しかし、我々は前回のブラジル戦のパフォーマンスも見直さなければならないだろう」
「我々はここまで苦境を乗り越えてきた。我々は自分たちの長所を発揮し、そして決勝に到達した。ここまで様々な課題をクリアしてきたし、そしてそれを糧にして成り立っているのがこのチームだ」
「ブラジルに立ち向かうことは非常に困難なものだ。しかし、我々はその苦難を乗り越えたいと思っている。我々は勝ちたいんだ。決勝では前回の対戦とは異なる我々のカラーを出せると思っているよ」

ゲレーロのコメント

「チームメイトとこのチームを本当に誇りに思う。このチームは成長しているし、集中しているときのパフォーマンスは本当に素晴らしい。そしてこのチームには情熱もある。決勝に向けてのモチベーションは十分だよ」
「このチームでプレーし、そしてゴールを決めることが出来て本当に嬉しいよ」
「チリ戦は“クラシコ(※)”だ。とてもタフで強度の強い試合だった。それにここまでのスケジュールもタイトだしね。それでもこの試合では最初から我々はとてもハードに戦い抜き、そして決勝にたどり着いた。この姿勢で決勝のブラジル戦も臨みたいよ」

ヨトゥンのコメント

「チリは偉大な相手だった。しかし、我々はチーム全体としてしっかりとプレーし、そして走り切った。我々はそうやって決勝にたどり着いたんだ」
「ブラジルとの前回の対戦は非常に厳しい結果になった。しかし、次はそれとは異なった試合になるだろう。決勝だし、我々もタイトル獲得を目指して戦う。カップを掲げたいからね」

(※)チリ対ペルーは“クラシコ・デ・パシフィコ”
1879年から5年間続いた「太平洋戦争」で敵対したチリとペルーは、1935年以降はサッカーでも隣国として激しいライバル関係にあり、両国の対戦は“クラシコ・デ・パシフィコ”と呼ばれる。

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