懸念された弱点克服へ
イングランドのリヴァプールが今夏、守護神の入れ替えを敢行することになりそうだ。伊メディア『Corriere dello Sport』が報じている。
現在は24歳のドイツ人GKロリス・カリウスが正守護神としての座に君臨するリヴァプールだが、指揮官ユルゲン・クロップは同選手のパフォーマンスに100%の満足感を得られておらず、これまでにたびたびGK補強の可能性が浮上。アトレティコ・マドリードのスロベニア代表GKヤン・オブラクや、ローマのブラジル代表GKアリソンなど、錚々たるメンバーの名前が有力候補として並ぶが、『Corriere dello Sport』が挙げたのは、ミランの神童ジャンルイジ・ドンナルンマだ。
19歳ながらイタリア代表にも名を連ね、ミランの将来を担うとされる有望株だが、最近ではファンからの野次に嫌気がさし、今夏の退団を考慮に入れているという。同選手をめぐっては、同じく優秀なGK確保を目論むレアル・マドリードやパリ・サンジェルマンなども獲得に関心を抱いているものの、現時点で最も熱心なアプローチを見せているのがリヴァプールだと同メディアは指摘。どうやら6000万ポンド(約88億円)もの大金をミランへ支払う覚悟があるようだ。
今季のチャンピオンズリーグではモハメド・サラーやロベルト・フィルミーノらの奮闘により、いよいよ決勝へと進出してしまったリヴァプール。守備面での懸念はかねてより指摘されてきた案件だけに、ドンナルンマの加入が実現すれば完全無欠の最強ユニットへと昇華するかもしれない。