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田中陽子が復活の狼煙を上げる!2017年なでしこリーグ1部の注目選手

勝村大輔

2017/02/07 00:14

2017/02/08 08:34

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NEWS

3月25.26日、プレナスなでしこリーグ1部が開幕します。リーグ3連覇に挑む日テレ・ベレーザを筆頭に、2年連続でシーズンを2位で終え、4年ぶりの王座奪回を目指すINAC神戸が追従する。二強時代は今シーズンも続きそうです。

1部リーグに所属するチームの顔触れは、近年、大きく変わることもなく、昇格組だけが断続的に入れ替わる様相を呈していますが、2015年に設立した、なでしこリーグ2部の盛り上がりが、戦局を大きく変えようとしています。

かつては上位に定着し、2014年シーズンを制した岡山湯郷Belleの突然の失速を尻目に、2部リーグの初代女王のAC長野パルセイロ・レディースが台頭、1部リーグ初挑戦となった昨シーズンは、強豪INAC神戸と勝ち点で並ぶ3位と、大健闘を見せました。

昇格組の躍進が勢力図を変える。そういった意味でも、昨シーズン、2部リーグを無敗優勝で制し、悲願の1部昇格を果たしたノジマステラが今シーズンの台風の目となりそうです。

創立6年目にして、なでしこリーグ1部初挑戦となるノジマステラ。チームの中心選手は、あの田中陽子選手です。”あの”という表現は、かつては活躍していたという意味合いを含みます。転落からの復活に賭ける、彼女が挑もうとしている今シーズン開幕を前に、田中陽子選手のこれまでの歩みを振り返ってみたい。


画像引用元:nikkansports.com

田中陽子 (たなか ようこ)
1993年7月30日生まれ 現在23歳
山口県山口市出身
157cm47kg
利き足:右足
ニックネーム:よーこ
経歴:JFAアカデミー→福島→INAC神戸→ノジマステラ神奈川相模原

2010 FIFA U17女子ワールドカップ 準優勝


画像引用元:fifa.com

2008年、U17女子ワールドカップに出場する日本代表メンバーに、15歳で飛び級選出を果たした田中陽子選手は、将来を担う若手有望株として期待されていました。

2010年の同大会にも日本代表に選出され、全試合に出場。左右両足から放たれる正確なキックと豊富な運動量でチームを牽引。全6試合で4ゴールを記録する活躍を見せて、準優勝に大きく貢献しました。

続く2012年、日本開催となった FIFA U20女子ワールドカップにおいても順当にメンバーに選出され、全6試合で5ゴールを記録。3位決定戦でナイジェリアを破り入賞を果たしました。

フル代表に初選出

画像引用元:sportiva

2011年、FIFA女子ワールドカップ優勝。澤穂希選手らを筆頭に歴史的快挙を成し遂げたなでしこジャパンは、次世代を担う若手の台頭を渇望するようかのように、次々と若手選手が登用されるようになります。

アンダー世代の中で、誰もが認める活躍を見せていた田中陽子選手にも、当然、出番が回ってきました。2013年にフル代表に選出された彼女は、3月に開催されたアルガルベ杯 ノルウェー戦でフル代表デビューを果たします。

ところが、同年9月に行われた国際親善試合、ナイジェリア戦に途中出場を果たすも、相手選手の厳しいマークに阻まれ、思うようなプレーをさせて貰えず、途中出場、途中交代という屈辱を味わうことになります。以来、再びなでしこジャパンへ招集されることはなくなってしまいました。

INAC神戸入団


画像引用元:nikkansports

澤穂希の後継者として嘱望される田中陽子選手は、19歳で名門INAC神戸に入団。2013年シーズンでは、通算26試合に出場し、8ゴールを記録し、澤穂希、川澄奈穂美らスター選手と共に、同年のなでしこリーグ優勝に貢献します。しかし翌年は一転、出場試合は15試合にとどまり、無得点に終わってしまいます。

ノジマステラに入団、そして昇格を果たす。


画像引用元:stellakanagawa

田中陽子選手は、伸び悩む自らを奮い立たせるように、INAC神戸を退団。2部に所属するノジマステラへの移籍を決断します。その理由を「強さを身につけたかった。成長した自分にしっかりなって代表に選ばれたい。」と語っています。かつての栄光を捨て、午前中にはデスクワーク、仕事を終えた午後から練習を開始して、地域の活動にも積極的に参加して市民の方々と触れ合い、集客のためのビラ配りまでする。彼女の決意は固かった。

こうして迎えた、なでしこリーグ2部2015年シーズン。ノジマステラは、田中陽子選手の全27試合26ゴールの大活躍に引っ張られるように、シーズンを2位で終え、入れ替え戦へと駒を進めました。大阪高槻とのホーム&アウエー決戦、ホームで行われた初戦を引き分けで終えたノジマステラは、絶対に勝たなければいけないアウエー戦へ挑むことになります。しかし、またしても彼女に試練は訪れることになります。0ー0で迎えた後半ロスタイム、田中陽子選手が放ったFKは、無常にもバーを叩いてしまったのでした。

画像引用元:nadeshikoleague
あと一歩のところで1部昇格を逃したノジマステラ。田中陽子選手にとって2シーズン目の挑戦が始まりました。2016シーズンのノジマステラは圧倒的でした。開幕から12戦負けなしで首位を独走、同年10月8日のC大阪堺戦を引き分けに持ち込み、最終戦を待たずにして、無敗でリーグを制し、悲願の1部昇格を果たしました。

ノジマステラと共に、あの田中陽子選手が帰ってくる。かつての栄光にすがることなく、力強い歩みを続ける彼女は、「心からサッカーを楽しむ。」こと取り戻したに違いありません。田中陽子選手が再び輝く姿を目撃できる、2017年のリーグ開幕が待ち遠しいですね。

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