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プレミアリーグ2016/17シーズンの上位争いとチェルシーの3バック

ぱこぱこ・へめす

2017/02/03 23:40

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ウイングバックとモビリティ

重要なスイッチは、9月24日にアーセナルに3-0で敗れた後半の途中で起こりました。それまでマルコス・アロンソはリーグ戦でプレーしていませんでしたが、セスク・ファブレガスと55分に代わってチェルシーは完全にフォーメーションを変えました。それは特に、試合を元に戻そうとする試みではありませんでした。コンテは本質的に試合を諦めて、最後の30分間をトレーニングセッションに使い、残りのシーズンで使う新たなフォーメーションの準備に充てました。


画像引用元:http://www.fourfourtwo.com/statszone/8-2016/matches/855223/player-stats/82263/OVERALL_02#tabs-wrapper-anchor

守備向上の主な要因は、主に選手のモビリティに関するものです。これは誰がプレーしているかよりも、誰がプレーしていないかについてです。例えば、イバノビッチは、アーセナルに敗北するまで、シーズンの最初の6試合に先発出場していました。いくつかの点で、彼はキャリアの大半を右サイドバックで過ごしましたが、3バックでセンターバックとして自然に仕事をできるかもしれません。

しかし、イバノビッチは単にグラウンドをカバーするモビリティに欠けているので、3-4-3への変更以来、チェルシーがリードを奪っている際守備を固めるために終了間際に途中交代するのみとなっています。シーズンの最初の4試合を先発出場していましたが、負傷によりスターティングメンバーを外れてしまい、今も立場を回復できていないジョン・テリーにとっては、ほとんど同じような話です。再び同じことを言いますが、グラウンドを素早くカバーする選手に依存するこのシステムでは、単純にテリーにはスピードやモビリティが欠けています。

アスピリクエタは、左サイドバック、右サイドバック、そして今やセンターバックとして、一見どこでもプレーできる素早いディフェンダーです。彼の位置的な(Positional)スキルはペースと組み合わせて、1月4日にトッテナムに2-0で敗れた時、彼はグラウンドではほとんど無敵で、晒されたのは空中戦だけだったことを意味します。

ダビド・ルイスは何だか、俊敏で信頼できるディフェンダーになってきており、大体予備の選手としてプレーし、センターバックのチームメイトの後ろでカバーリングをしています。

ケイヒルはこのシステムにはあまり適しておらず、チェルシーのディフェンダーの中では最もモビリティが低いと言えますが、合理的にうまくいっています。再びトッテナム戦の2-0での敗戦についてですが、ケイヒルのモビリティ不足をエリクセンに、アスピリクエタの空中戦での弱さをデレ・アリに晒されました。

コンテ監督が驚くことにボーンマスへのローンからナタン・アケを呼び戻したことは注目に値します。昨シーズンはワトフォードで左サイドバック、今シーズンはチェリーズ(ボーンマスの愛称)でセンターバックのポジションでプレーしており、素早くポゼッションも難なくできるので、左サイドのセンターバックの役割を果たせることを示しました。アスピリクエタ、ダビド・ルイス、アケの3バックは、伝統的で空中戦での支配的なセンターバックではありません。身体能力よりもモビリティを重視したものになります。

カウンターアタックを防ぐ

そして、ここまでチェルシーのウィングバックに重点を置いてきており、両ウイングバックともフォーメーション変更の恩恵を受けていますが、このシステムは主にカンテとマティッチの役割のおかげでうまくいっています。彼らは決して3バックの前からはぐれることはなく、つまりチェルシーは本質的に5人のプレーヤーで守備し、5人で攻撃します。3バックとのコンビネーションにより、カンテとマティッチは相手が踏み込むことができるゾーンをしっかりと埋め、そして、チェルシーが滅多にカウンターアタックを受けていないことは注目に値します。最後にカウンターアタックから受けた失点は、エミレーツでのアーセナルの3点目で、アレクシス・サンチェスとのコンビネーションからのメスト・エジルのゴールでした。言い換えれば、新しいフォーメーションになってからどのチームもカウンターアタックからゴールを奪えていないということになります。

これは重要な革命であり、これまでプレミアリーグのチャンピオンは3バックを定期的に使用しておらず、このシステムは本質的に5年前に“死んで”いました。それ以来わずかな復活はありましたが、信じられないことに2週前プレミアリーグの20チームのうち8チームが3バックを使用していました。

プレミアリーグへのコンテの影響は驚異的です。

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