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衝撃の墜落事故に見舞われたシャペコエンセが埼玉スタジアム2002に。スルガ銀行チャンピオンシップをご存じですか?

扇ガ谷 道房

2016/12/21 21:01

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NEWS

みなさんがサポートしているサッカーチーム全員を乗せた飛行機が墜落してしまったと想像してみて下さい。その悲しみたるや筆舌に尽くせないでしょう。
衝撃的な事件でした。航空機の墜落自体が衝撃的な事件ですが、国際大会の決勝に向かっていたプロサッカークラブのチャーター機が墜落してしまったのですから。
世界に衝撃を与えた墜落事故に見舞われたチームの名前はシャペコエンセ。2017年のスルガ銀行チャンピオンシップに、このシャペコエンセがやって来ます。
そもそもスルガ銀行チャンピオンシップという大会も、シャペコエンセというチームの名前も、余り知られているとは言えません。そこで、スルガ銀行チャンピオンシップとシャペコエンセについてご紹介致します。


by La Liga Brasil

日本と南米のカップ戦王者対決の場

スルガ銀行チャンピオンシップというのは、静岡県沼津市に本店を置く地方銀行であるスルガ銀行がスポンサーとなっているサッカーの国際大会です。
日本のJリーグカップ優勝クラブと、南米の公式カップ戦優勝クラブが一発勝負で雌雄を決するという異色の大会です。
Jリーグカップは、昨年までのヤマザキナビスコカップからルヴァンカップに名称が変わり、今年は浦和レッズが優勝しました。
一方南米の公式カップ戦はコパ・スダメリカーナと呼ばれていて、今年はブラジルのシャペコエンセが優勝しました。(決勝戦の経緯については後述致します。)
2008年から開催されていて、Jリーグカップ優勝クラブの至近にある世界的なスタジアムで行われます。従って、今年のルヴァンカップ優勝クラブである浦和レッズの本拠地である埼玉スタジアム2002で来年開催される運びになりました。
過去9回の戦績は、Jリーグカップ優勝クラブが5回、南米カップ優勝クラブが4回優勝という結果で、ほぼ互角の戦いを演じて来ましたが、ホームは常に日本なので、南米クラブにはちょっと不利な大会と言えます。
過去の出場クラブは、Jリーグ側は鹿島アントラーズが3回、ガンバ大阪が2回、柏レイソル・FC東京・ジュビロ磐田・大分トリニータが各1回の出場で、鹿島アントラーズが二度タイトルを獲得しています。
一方の南米側は毎年出場クラブが変わっており、複数回出場したクラブは未だありません。


by JFA

ヨーロッパに似た南米の国際大会

ヨーロッパにUEFAチャンピオンズ・リーグと、UEFAヨーロッパ・リーグがある様に、南米にも二つの大きな国際大会があります。
最も価値が高いのがコパ・リベルタトーレスで、これはヨーロッパで言えばUEFAチャンピオンズ・リーグに該当します。両エリアの優勝クラブはクラブW杯に出場することができます。
今年はUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝クラブはレアル・マドリードで、コパ・リベルタトーレスの優勝クラブはアトレティコ・ナシオナルでしたので、先ごろ行われたクラブW杯に両クラブが出場しました。
そしてもうひとつの国際大会がコパ・スダメリカーナです。コパ・リベルタトーレスに出場次点のクラブがホーム&アウエイで戦い雌雄を決します。コパ・スダメリカーナ優勝クラブは、レコパ・スダメリカーナという大会でコパ・リベルタトーレス優勝クラブと雌雄を決すると共に、次年度のコパ・リベルタトーレスに出場する権利も得る事ができます。
その上でスルガ銀行チャンピオンシップにも出場して、Jリーグカップ優勝クラブと戦うのです。


by Taringa!

ブラジルリーグ下位から漸く光明が

2017年のスルガ銀行チャンピオンシップで浦和レッズと対戦するシャペコエンセの正式クラブ名はアソシアソン・シャペコエンセ・ジ・フチボウ。ブラジル・サンタカタリーナ州シャペコを本拠地とする1973年創設のサッカー・クラブです。
ブラジルの下位リーグに所属している期間が長いクラブで、2014年にようやくクラブ史上二度目の1部リーグ復帰を果たします。それでもトップリーグでの上位定着は思う様に果たせず、2014年は15位、2015年も14位と下位に低迷していました。
ところが今年、Jリーグのヴィッセル神戸で監督経験があるカイオ・ジュニオール監督が就任すると、リーグ戦の成績が上昇します。その上で、コパ・スダメリカーナで決勝進出を果たしてしまいました。決勝の相手はコロンビアのアトレティコ・ナシオナル。2016年11月30日のコロンビアでの決勝初戦に向けて、チームは11月28日に空路コロンビアに向けて飛び立ちました。
悲劇はその後すぐに起こったのです。


by VISSEL KOBE

クラブほぼ全員の命が一瞬に…

シャペコエンセ一行は、初の国際タイトル獲得に向けて、意気揚々とコロンビア行きのチャーター機に搭乗した事でしょう。搭乗時の動画が配信されており、明るいムードの一行の姿が残されていて、この撮影直後に不幸がやって来ると思うと、胸が締め付けられる想いです。
ブラジルを離れて、ボリビアのサンタ・クルス・デ・ラ・シエラのビルビル国際空港からコロンビアのメデジンへ向かって離陸した一行のチャータ機は、2016年11月28日午後10時15分頃、目的地まで約20キロという山中に墜落してしまいました。
飛行機はシャペコエンセ一行と報道関係者のみが搭乗するチャーター機でしたから、一般客が搭乗する定期航空機ではありません。つまり、コパ・スダメリカーナに参戦する為に搭乗していたチームほぼ全員の命が、一瞬にして奪われてしまったのです。
史上稀に見る惨事になってしまったのです。


by Riposting

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