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紆余曲折を経てJ1昇格を目指すセレッソ大阪2016年バージョン

hirobrown

2016/10/28 22:17

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 明治安田生命J2リーグも第37節を終了。残り5試合となっています。

 そんな中、昨年1年でのJ1昇格を逃したセレッソ大阪はシーズン前から様々な話題をもたらし、J2屈指の戦力も揃えながらも、終盤戦となった現在も自動昇格圏外の4位に位置しています。

2014年以降、クレイジー極まりないシーズン再び

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1年半ぶりにC大阪に復帰したFW柿谷。しかし、守備に奔走する事が多く、17試合の出場で5得点。さらに負傷で長期離脱してしまった。by Number Web

 今年のセレッソは一昨年、昨年にも劣らないほどのクレイジーな出来事の連続から始まりました。

 まず昨年オフに主将を務めていた日本代表MF山口蛍選手が、当時のドイツ1部リーグのハノーファーへ完全移籍。しかし、同時期に1年前に川崎フロンターレへ完全移籍し、日本代表の候補合宿にまで参加するようになっていたFW杉本健勇選手が電撃復帰。さらに、2014年夏から海外移籍しながらも、スイスの強豪バーゼルで出場機会に恵まれなかったFW柿谷曜一朗選手も超電撃復帰。J2とは思えないネームバリューとインパクトのある話題騒然のオフを過ごしました。

 ただ、いざシーズンが始まると開幕から4連勝のスタートダッシュを見せたものの、全てが1-0の勝利。確かに近年はJクラブ初のイタリア人指揮官となった、マッシモ・フィッカデンティ監督(FC東京~現サガン鳥栖)の影響で、「”ウノ・ゼロ(1-0)”の美学」が浸透して来た日本サッカー界ですが、セレッソはリーグ内最強戦力とも思えるチーム。そんなチームが志向するサッカーとは思えない、またチームに揃ったタレントや伝統とは不釣り合いな守備重視のスタイルには連勝中からもサポーターの不満は募っていました。

 チームを率いる大熊清監督は強化部長として2015年シーズンを過ごした上で、J2最終節を前にパウロ・アウトゥオリ監督を解任し、自ら指揮を執った上でJ1昇格プレーオフを勝ち上がれずも、そのまま続投している事。特にフィットしていたとは言えないJリーグ初経験の新加入外国籍選手3人を軸にし、エースとなるべきはずの柿谷選手に守備の負担が回るチーム戦術は悪夢の2014年を想起させる事。チーム生え抜きで日本代表の候補でもあるMF扇原貴宏選手を戦力外のように見なしていた点も含めて、第8節までを6勝2分の無敗でロケットスタートしていたチームとは思えない不穏な空気を醸していました。

 そして、6月初頭に柿谷選手が靭帯を損傷し、長期離脱。7月には扇原選手が名古屋グランパスへ完全移籍。さらにJリーグとセレッソのサッカーにフィットして来ていたFWブルーノ・メネゲウ選手が中国・長春亜泰へ「爆買い」されてしまい、一気に自慢の戦力も小粒化。

 ただ、そんな同時期に半年前に海外移籍しながら、ハノーファーで出場機会が乏しく、チームも2部降格となったMF山口選手が電撃復帰。1度は移籍金を置いて完全移籍でチームを離れた選手が短期間で出戻り、今季だけで3人も完全移籍で復帰するというクレイジー過ぎるチーム編成で前半戦を終えました。

次ページ:「愛と憎しみのチーム」に起きた如実な変化

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