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今季限りでの閉店が決まった中華そば『風間』~店主・風間と川崎フロンターレの”味”

hirobrown

2016/10/20 22:01

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NEWS

 10月12日、J1・川崎フロンターレの指揮官=風間八宏監督が契約満了で今季限りで退任する事が発表されました。

 風間監督はシーズン途中だった2012年4月に就任して以降、今季で5年目。思えばクラブライセンス制度が導入され始めた2012年はJリーグの分岐点でもあり、そのシーズンからサンフレッチェ広島には森保一監督が就任し、その広島を指揮していたミハイロ・ペトロヴィッチ監督が浦和レッズの指揮官に転身したシーズン。今季で5年目を迎えている彼等3人の監督が継続して指揮を執るチームが、ここ数年のJリーグで攻撃力の高いチームを作って引っ張っていたため、少し残念に思うのはフロンターレのサポーター以外のニュートラルなサッカーファンの方々にも多いことでしょう。

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by Gunosy

 Jリーグではガンバ大阪で西野朗氏(現・日本協会技術委員長)が2002年から2011年までの10年間指揮した記録が最長政権。海外に目を向けると、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドでサー・アレックス・ファーガソン氏が約26年半、フランスリーグのオセールにはギ・ルー氏という44年間も指揮を執り続けた監督がいました。とはいえ、サッカー監督の寿命は短いもので、川崎で5年目の風間監督も十分に「老舗」の看板がつく域に達しています。

 就任以来ブレずに華麗なパスサッカーを継続発展させて来たこともまた、風間監督のチームの魅力です。ただし、風間監督は、それどころか川崎フロンターレはクラブ史上未だに1つもタイトルを獲得した事がありません。特に2014年のFIFAブラジルW杯でパスサッカーを継続するスペイン代表がグループリーグで敗退した事もあり、風間監督のサッカーは、「古臭い」「戦術がない」などと近年は限界説も耳にする事が頻繁にありました。

 確かに戦術のトレンドからは遅れているのかもしれませんが、それでも現在の川崎ではDF谷口彰悟選手や、DF車屋紳太郎選手のような大卒初年度から活躍する選手や、今季はU19日本代表のMF三好康児選手のような優秀な若手選手が台頭する流れが継続しており、「老舗」であっても決して古いとは思えません。むしろ洗練されているイメージの方が強い。

 洗練された攻撃的でスタイリッシュなサッカーで、極上のスペクタクルを提供してくれる。それが風間監督と選手達が作り上げた現在の川崎フロンターレです。古くも新しくもない。トレンドには全く左右されない。いつの時代に観ても「良いサッカーしてるな」と思える一癖ある”味”があるのです。

次ページ:流行り廃りの激しいラーメンとサッカー界普遍的であり続ける、中華そばと風間監督

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