Shooty

戦慄!五輪日本代表を粉砕したオグヘネカロ・エテボ選手ってどんな選手?

編集部D

2016/08/21 23:00

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

NEWS

2016年8月4日に開催されたリオデジャネイロオリンピック男子サッカー競技ナイジェリア戦で、五輪日本代表(以降日本代表)は4-5で敗北しました。この試合で一人の選手によって4失点したことが、敗因の一つとされています。その選手はオグヘネカロ・エテボ選手です。彼の圧倒的なスピードと正確無比なシュートセンスによって、日本代表の守備網はズタズタに切り裂かれました。

彼は最近まで国内クラブで活躍し、ポルトガル2部のC.D.フェイレンセ(現在は1部)に移籍した経歴を持っています。日本を翻弄したエテボ選手に焦点を当てましょう。

黒き稲妻!脅威のスピードで日本を一網打尽

日本代表と対戦する前のナイジェリア代表は緊急事態に陥っておりました。招集選手をことごとく拒否され、現在も協会の資金不足によって滞在費や移動費が捻出しづらい状況となっています。試合会場のマナウスにチームが到着したのは7時間前であり、調整不足が懸念されていました。このように、トラブルが続発するナイジェリア代表に日本代表は勝てる可能性が高いと、多くの人が予想されていました(筆者も日本が勝つと思っていました)

ところが、ふたを開けてみるとエテボ選手の突出した得点能力によって、日本代表は玉砕されました。彼は一体何者なのか?多くの人が気になると思いますので、簡単にエテボ選手の経歴を紹介します。

エテボ選手はナイジェリアのラゴスに生まれ、ワリ・ウルヴズF.C.の下部組織に入団しました(様々な情報源がありますが、ウルヴズユース加入前はストリートサッカーを嗜んでいたようです)。2014年の夏にはイタリア1部ウディネーゼから入団オファーがありましたが、クラブは将来性のあるエテボの移籍を拒否。フル代表には2013年に招集されましたが、意外にもオリンピック世代以外のユース代表経歴はありません。

このように若い頃から欧州クラブから注目を受けており、現在はポルトガル2部のフェイレンセで活躍しています。

001_エデボby Qoly

五輪アフリカ予選で片鱗を見せつける

彼の驚異的な才能がお披露目された大会は、五輪予選を兼ねて開催された2015アフリカU-23ネイションズカップです。この大会でエテボ選手は5ゴールをあげて得点王に輝きました。圧巻は決勝戦のアルジェリア代表戦での活躍です。百聞は一見に如かずなので、動画でご確認ください。

最初の得点はエテボ選手が素早いドリブルで切り込み、相手に倒される形でPKを獲得。これを冷静に決めました。さらに決勝点となった2点目は、ハーフウェイライン付近からボールをインターセプト、約50mを快速ドリブルで独走してエテボ選手がゴールを奪いました。この活躍により、フェイレンセからのオファーを勝ち取りました。

002_エデボby Qoly

五輪の活躍で多くのクラブから注目されている

五輪で千軍万馬の活躍を果たしたエテボ選手は、ビッグクラブの食指が伸びてきているようです。ナイジェリアのサッカー情報サイト「OwnGoal Nigeria」によれば、ナイジェリア代表主将のジョン・オビ・ミケル選手(チェルシー所属)が、チームメイトにエテボ選手が何者なのかと聞かれたようです。

さらに、同じくナイジェリアサッカー情報サイトの「all Nigeria soccer」ではフランスのサッカークラブが獲得に向かっている情報を出しています。今後エテボ選手の獲得を試みるクラブは増加すると見られており、我々の目に映る機会が増えるかもしれません。

003_エデボby NAIJ.COM

圧倒的な個の力!しかし、課題も残す

圧倒的な「個の力」を持つエテボ選手ですが、課題が残されています。多くの「個の力」に長けた選手にある欠点で、周りとの連携が苦手である点があります。彼の場合傑出したスピードと得点感覚を備えていますが、視野の狭さや周りとの連携を不得手とする場面が散見されます。現代サッカーにおいて、連携は重要視されています。周囲と息を合わせることができなければ、ビッグクラブでの活躍は難しいでしょう。

さらに、スピードを持ち味とする選手は速筋系のトラブルに陥りやすいです。一旦速筋を負傷すると癖になる場合があり、同じ箇所を幾度も故障することや負傷箇所をかばう形で他の部位を負傷するケースがあります。例えば、スピードを持ち味とする宮市亮選手(FCザンクトパウリ)も長期間ケガに苦しみ続けています。現にエテボ選手もコロンビア戦で負傷してから、次戦に出場できませんでした。今後彼にはケガがつきまとうかもしれません。

そして、育成年代で素晴らしい活躍する選手は伸び悩むケースが存在します。北京オリンピックで日本代表を圧倒した五輪オランダ代表のクインシー・オウス=アベイエ(現在ガーナ代表)選手は、実力があるにも関わらず伸び悩みました。これは、上記した連携が不得意という一面があったからです。

004_エデボ五輪オランダ代表のクインシー選手by voetbal

エテボ選手が将来伸び悩むか伸びるかは分かりません。しかし、記憶に残る素晴らしいパフォーマンスを世界中に見せつけました。彼の飛び抜けた「個の能力」にはロマンがあり、多くの人々が欧州クラブでの活躍を期待しているでしょう。エテボ選手が飛躍するか、今後の動向に注目です。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう