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なぜ、湘南ベルマーレ所属高山薫選手はスプリント回数がトップクラスなのか?

蹴球ふつつか

2016/05/11 22:38

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2016年明治安田生命J1リーグにて、Jリーグが公表しているトラッキングデータスプリント回数ランキングで上位を独占する選手がいます。その名は湘南ベルマーレ所属の高山薫選手です。彼は1試合最高スプリント回数が48回(第3節広島対湘南戦)という驚異的な数字を記録しました。今回スプリントの概念や高山選手がどのような選手かを紹介させて頂きます。

高山薫1
by Shonan Bellmare

スプリントの概念を説明

そもそも、スプリントって何?と思われるかたも多くいるでしょう。最初にスプリントについて説明します。スプリントとは「ピッチ上で時速24km(=15マイル)以上で走る」ことを意味します。このスプリントから分かることは、「試合中に一定の速度(15マイル以上)で、何回で走っている」のかが分かります。つまり、スプリントとは一つの基準ということです。

このスプリント回数が多ければ多いほど、守備や攻撃に多く参加していることが分かります。例えば、守備なら相手をチェイス(追いかける)することが分かりますし、攻撃であればオーバーラップ(ボールを持っている選手を追い越して走るプレー)、ダイアゴナルラン(サイドから中央に斜め向きに走ること)、飛び出しなどのプレーに参加していることが理解できます。このスプリント回数は抽象的なオフザボールの動きなどにも当て嵌めて見ることができますので、知っているとサッカーをより楽しく観戦することができます。

高山薫選手とは

高山選手は6歳からサッカーを始め、中学高校時代は川崎フロンターレの下部組織でプレーします。しかし、川崎フロンターレでは芽が伸びず、トップチーム昇格を果たせませんでした。専修大学に進学してから、関東サッカー2部リーグ最多得点選手に輝き、ストライカーとして花を咲かせました。この勢いを保ったまま2011年に入団した湘南ベルマーレでは、リーグ35試合出場9得点(チーム内最多得点)と素晴らしい活躍をしました。湘南では左サイドのポジションを確立し、攻守においてチームの柱となっています。2014年に移籍した柏レイソルではシャドーストライカーとして活躍するなど、ポリバレント(様々なプレーが可能)な能力を評価されました。

高山薫2
by Jleague.jp

高山薫選手のスプリント

高山選手のスプリント回数は尋常ではありません。なぜなら、トラッキングデータスプリント回数ランキングで1位から4位を独占しているからです。高山選手が記録した1位の48回と5位の金崎夢生選手らの41回を比較するれば明確なように、試合中高山選手は走りまくっていることが分かります。

トラッキングデータ スプリント回数ランキング:Jリーグ.jp

そして、特筆すべき点は高山選手のスプリントに無駄走りが少ないという点です。彼は常に連携を意識しながら走る印象があります。攻撃時はボランチなどとパスやランを組み合わせながら、攻撃にスピードをつけていきます。守備では相手をスプリントで追い込んで、DFと囲い込むようにしてピンチを消しています。このように攻守において質の高い「走り」ができる高山選手のプレーは、湘南にとって必要不可欠なのです。

高山薫3
by LEGENDS STADIUM

スプリント以外の武器

高山選手はスプリント以外にも多くの武器を持っています。一つはシュートセンスと得点感覚の鋭さです。

2015年4月29日J1(1st第8節)の湘南対鳥栖戦で決めたゴールは、ベストゴールに選出されるほど見事なゴールでした。高いシュート精度と相手の虚をつくような得点感覚は魅力的です。このシュートセンスを活かして、彼は湘南のPKキッカーを務めています。

さらに、柏レイソル在籍時は主に右サイドでプレーしていました。湘南では左サイドの起用が殆どでしたが、右サイドかつシャドーストライカーというスタイルで活躍しました。ここから分かるのは、戦術理解度が高い(いわゆる頭がいい)選手であることが分かります。違うポジションでもすぐに適応して、活躍できるユーテリティ(色んなプレーができる)性の高さは大きな武器と考えます。

高山薫4
by Twitter@OrukanTakayama

最後に、高山選手は山本リンダさんの「どうにもとまらない」をテーマ曲としています。本人もとても気に入っているようで、チャントで歌われることを喜んでいます。今後も彼は圧倒的な走力で「どうにもとまらない」プレーを魅せてくれるでしょう。

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