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イウォビだけじゃない!ベッカムやランパードのサラブレット達が揃うアーセナルの育成機関の実情

hirobrown

2016/04/23 22:30

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直近の当コラムで執筆した記事『アーセナルに現れた新鋭=アレックス・イウォビ〜叔父・オコチャ越えなるか?』で触れた通り、イングランド・プレミアリーグのアーセナルで3月になってからレギュラーを奪った19際のナイジェリア代表FWアレックス・イウォビ選手は、”ナイジェリアサッカー史上最高の10番”と称されるジェイジェイ・オコチャ氏の甥に当たるサラブレット選手です。
イウォビ選手は幼少期からアーセナルの下部組織に所属していたアカデミー出身の生え抜き選手でもあるのですが、現在のアーセナル・アカデミーにはイウォビ選手以外にも注目すべき(されるべき)サラブレット選手がいます。

ベッカム氏の3人の息子、ブルックリン・ロメオ・クルーズ君

アーセナルサラブレット1
by トレンドボックス

まずよく話題に上がるのは、母国イングランド代表の主将やマンチェスター・ユナイテッドの象徴としてプレーして来たデイビッド・ベッカム氏の息子さん達です。
昨季には長男のブルックリン君が15歳にしてプロ契約の噂が流れましたが、その後チームを退団した模様。ハリウッドの2枚目俳優クラスのお父様並みのルックスでも多方面から引っ張りだこのブルックリン君は、以前からこなしていたモデル業を始めとした芸能界で本腰を入れていくのかもしれません。英国の人気女性グループ「スパイス・ガールズ」のメンバーとしてブレイクし、現在も多方面で活躍されている母親のヴィクトリア・ベッカムさんの世界でのサラブレットとしても注目を集める事でしょう。
そして、次男のロメオ君(13歳)と3男・クルーズ君(11歳)もアーセナル・アカデミーに所属しています。コーチ陣からは「最も才能がある」と、3男のクルーズ君が所属カテゴリーで10番を着てプレーしており、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドの息子さん達がライバルクラブであるアーセナルの選手としてデビューする可能性もあるのでしょうか?

ランパードの甥、ワイズの息子etc…かつてのライバルクラブのサラブレット達も

アーセナルサラブレット2
by ジョイフルコレクション

ライバルクラブとしてはアーセナルが拠点を構えるロンドンに同じく本拠地を構えるチェルシー。
そのチェルシーで憎まれ役のヒールを演じたデニス・ワイズ氏の息子さん=ヘンリー・ワイズ。闘将タイプのMFとしてチェルシーの主将も担った選手の息子さんまで所属しているのです。
そして、チェルシーのレジェンドとしてもワイズ以上の選手であり、同じMFでありながらクラブ史上最多得点者でもあるフランク・ランパード(現ニューヨーク・シティ所属)選手の甥っ子さんも所属しています。
“ビッグ・ロンドン・ダービー”と言われるアーセナルとチェルシーのライバル対決がありながらも、なぜか彼等のサラブレット達は同じロンドンにあるアーセナルのアカデミーに集っています。

アーセナル・アカデミーの実情~成果はチームより個人

アーセナルサラブレット3
by Arsenal

そんなアーセナルのアカデミー事情はと言うと・・・実はあまり結果が出ていません。”育成”をどう捉えるか?で定義は変わって来ますが、優秀な若手選手を次々と輩出するチームであるアーセナルのその多くは17歳前後のティーンネイジャー選手の”青田買い”でもあります。
現在のトップチームで活躍するウェールズ代表MFアーロン・ラムジー選手にしても、イングランド代表FWセオ・ウォルコット選手にしても、それぞれ18歳・16歳の時にアーセナルと契約しましたが、両選手ともすでに元のクラブであるカーディフ・シティとサウサンプトンのトップチームでブレイクしつつあった選手だったのはその代表例です。彼等は下部組織を経ずにトップチームに帯同した選手です。
確かに、クラブがアカデミーからトップチームまでに共通する”アーセナル・ウェイ”を優秀な若手選手に植え付けて育て上げる術は高く評価されるべきです。これも”補強”の1つだと考えれば尚更です。
しかし、10代の若者が個人のアピールに比重がかかる傾向が強いのか?現在のトップチームで10番を背負うMFジャック・ウィルシャー選手を軸とした2008-2009シーズンにリーグとカップの2冠に輝いて以降、U18チームはリーグ最多の5度の優勝を誇りながら昨季をリーグ最下位。今季もここまで僅か1勝で下から2番目の順位に甘んじています。また、プレミアリーグの控え選手やアカデミーからの昇格選手で構成される「U21プレミアリーグ」に置いて、現在のアーセナルは2部リーグに所属している事がその象徴です。(現在2位で1部昇格濃厚。)
ただ選手個人としては、最近でもイウォビ選手やスペイン人DFエクトル・ベジェリン選手、フランス人MFフランシス・コクラン選手のようなアカデミーに在籍していた選手ががレギュラーの地位を固めている現在のトップチームの構成を考えると、「アーセナルの育成機関は成功している」と捉えるべきでしょう。
“育成”というのはチームよりも個人の成長やアイデアを大事にする事に比重が置かれるべきでもあります。それをベッカムやランパード、ワイズ等のライバルクラブのレジェンド達も理解しているからこそ、彼等のサラブレット達を自分が愛した心のクラブよりもアーセナルのアカデミーに通わせているのでしょう。ちなみに、チェルシーのユースチームは過去6年間で4度のFAユースカップを制していますが、誰1人としてトップチームで定位置を奪った選手はいません。

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