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J3・YS横浜の監督に就任決定した樋口靖洋氏の経歴

扇ガ谷 道房

2016/01/29 20:01

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長らく横浜F・マリノスに指導者として関わって来た樋口靖洋氏(以降、樋口監督と記載)。J2の横浜FCの監督経験もありますが、今年はJ3のY.S.C.C.横浜の監督に就任されました。横浜所在のJリーグクラブの全ての監督に就任されている方です。ご存知でしたか?

樋口靖洋1
by こけまり

出身地は三重県

横浜に関わりが深いので、横浜市のご出身かと思いきや、実は樋口監督は三重県のご出身なんです。
高校サッカーの名門・四日市中央工業高校を卒業後、1980年に日産自動車サッカー部に入部されます。

サッカー選手としてのキャリアは5年間だけで、リーグ戦の出場は2試合だけでした。勿論Jリーグ設立前ですから、プロサッカー選手だったわけではありません。
当時の加茂周監督(元日本代表監督)から現役引退を勧告されてしまい、1984年で現役を引退し、翌1985年に小学生のサッカースクールである日産サッカースクールのコーチに就任されます。若干25歳。本来ならば選手として最も活躍する年代で、樋口監督は小学生相手とはいえ指導者の仕事を開始されます。

Jリーグが開幕した1993年から4年間は、横浜マリノス・ユースのコーチに就任し、1997年には横浜F・マリノス・ユースの監督に昇格します。
そして1999年には横浜F・マリノスのトップ・チームのコーチに就任し、指導者としてJリーグデビューを果たします。

樋口靖洋2
by YOKOHAMA F MARINOS

初監督は山形

7年間横浜マリノスのコーチを務めた後、2006年に晴れてJリーグの監督に就任されます。そのチームは、横浜F・マリノスではなくモンテディオ山形。2年間監督を務めますが、特段の成績を残す事ができず、翌年大宮アルディージャに移籍します。

2008年は大宮アルディージャ、2009年はJ2の横浜FCで監督を務めますが、両チーム共に1年限りの監督業でした。理由は残念ながら期待された好成績を挙げることができなかったから。
そして2010年には古巣の横浜F・マリノスに戻ります。しかし監督としてではなく、木村和司監督の元でのコーチとしての移籍でした。

樋口靖洋3
by Rush

古巣で監督に

コーチとして古巣の横浜F・マリノスに移籍して2年後、とうとうチャンスがやって来ました。木村監督の後任として横浜F・マリノスのトップ・チームの監督に就任することになったのです。

しかし着任初年度2012年の幕開けは最低のスタートでした。開幕から7試合連続未勝利というJリーグの記録を塗り替えてしまいます。先行きが思いやられる状態でしたが、第8節からは見違えるチームに変貌を遂げます。何と15試合連続無敗という成績を収めて、この年は第4位でシーズンを終えます。

期待が高まる2013年、前年と打って変わって開幕から6試合連続勝利で首位をキープ。途中アップダウンはあるもののシーズン終了まであと2節という第33節まで首位をキープし、リーグ優勝はすぐ目の前でした。ところが残り2節で失速し残念ながらJリーグは準優勝に終わります。しかし、樋口監督は自らの監督業で最高順位となる成績を残しました。

そしてJリーグの悔しさを天皇杯で晴らします。Jリーグで優勝をもぎ取られたサンフィレッチェ広島を相手に、見事勝利して天皇杯優勝を勝ち取ったのでした。横浜F・マリノスとしては日産FC横浜マリノス時代以来の21年振りの天皇杯制覇でした。

Jリーグ準優勝、天皇杯優勝で、期待の膨らんだ翌2014年。ACLにも出場しますが決勝トーナメントには進めず、Jリーグも7位と言う成績で、横浜F・マリノスでの監督生活は終了します。

樋口靖洋4
by JFA

3つ目の横浜のチームへ

2015年、ヴァンフォーレ甲府の監督に就任するも成績不振から早々と5月に辞任する結果となりました。無念だったと思います。解任後は解説者として活躍されました。

そして2016年、J3のY.S.C.C.横浜の監督に就任されました。J1の横浜F・マリノス、J2の横浜FC、そしてJ3のY.S.C.C.横浜という、横浜に所在するJリーグ・チームの全ての監督に就任する初の監督になった訳です。

樋口靖洋5
by QOLY

樋口監督のサッカーとは

樋口監督のサッカーの基本にあるのは、攻守共に「自分たちからアクションを起こし、常に主体的にプレーする」こと。それは、「自分の意思で主体的にできることこそ、サッカーの最大の魅力」だと考えているからだそうです。
相手に合わせるサッカーをするのではなく、自らがアクションしてゲームを作り上げていくサッカー。基本的で正しい考え方だと思います。

課題は、主体的にどんなサッカーをするチームを作るのか。過去の監督経験からも、成績からも、戦術の一貫性をなかなか判断しにくい監督とも言えます。
ポジティブなサッカー感の持ち主ではあるので、今期J3での活躍を期待したいものです。

樋口靖洋6
by Jリーグまとめブログ

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