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浦和レッズの救世主になるか?!オーストラリア代表FWアンドリュー・ナバウト選手

扇ガ谷 道房

2018/03/26 08:00

2018/03/25 23:01

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NEWS

昨年のアジア・チャンピオン浦和レッズが苦しんでいます。
筆者執筆時点で今シーズンのJリーグで今だ未勝利(ルヴァンカップは1勝)。攻守の連動性にちぐはぐ感が否めず、不用意な失点を重ねて、下位に低迷しています。
昨シーズン大活躍したラファエル・シルバ選手が、開幕直前に中国2部リーグのクラブに電撃移籍してしまった事をひきずっているかの様な序盤の戦い振りです。
そんな状況を打開すべく、新たな外国人選手を獲得しました。アンドリュー・ナバウト選手がその人です。
低迷打開の救世主になれるかどうか、その実力が期待されています。

無名ながら現地評価の高いメルボルン人

アンドリュー・ナバウト選手(以降ナバウト選手と記載)は、オーストラリアのメルボルン出身で、身長178cm、年齢25歳のMW。
  
2012年10月に地元メルボルンのメルボルン・ビクトリーでプロデビューし、その後2015年12月にマレーシアのヌグリスンビランFAに移籍。2016年7月にオーストラリアに戻り、Aリーグのニューカッスル・ジェッツに所属していました。
  
昨年夏から開幕している今シーズンは、10ゴール・7アシストで、得点ランキング5位、アシストランキング4位と、Aリーグ所属のオーストラリア人の中で最高成績を残していました。
  
日本では無名の外国人選手ですが、その実力はオーストラリア誌”Four Four Two”では、「国内で彼よりも優れたオーストラリア人選手はいない」と評される程。否が応でもナバウト選手の活躍に期待が高まってしまいます。
 

浦和レッズ加入と同時にオーストラリア代表に初選出

  
W杯が開催される今年は、世界中のサッカーファンがその開催を待ちわびています。オーストラリアも日本同様、アジア代表としてW杯に出場します。
  
今までオーストラリア代表に選出された経験の無いナバウト選手ですが、2018年3月14日にオランダ人監督のベルト・ファン・マルワイクによって初めて代表に選出されました。
  
現時点の日本代表と同じく、W杯本選に出場する最終メンバーではなく、3月の親善試合の為の代表ですが、今まで代表未経験だった選手が、W杯開催の3か月前に初めて代表に選出される意味は大きいと言えます。
  
過去の名声ではなく、直近の活躍を評価しての選出ですから、浦和レッズに移籍したこのタイミングでの代表選出は、ナバウト選手の状態の良さを示しています。
  
一方で、浦和レッズに加入した途端、親善試合出場の為にチームを離れる事になると共に、本選でも代表に選出されるとなると、本人にとってもクラブにとっても光栄な事とは言え、チームに馴染む時間を失われるというデメリットもあります。
  
代表選出は、浦和レッズにとって、複雑な想いが交錯します。然し、やはりワールド・クラスの力量がある選手である事は証明された訳です。
ちなみにオーストラリア代表にはFWとして登録されました。


by dailytelegraph
 

浦和レッズにとって二人目のオーストラリア選手

  
今まで浦和レッズには多くの外国人選手が在籍しましたが、オーストラリア人選手というとナバウト選手が二人目です。
  
以前に在籍した事があるオーストラリア人選手は、マシュー・スピラノビッチ選手です。ブンデスリーガの1.FCニュルンベルクから2010年に浦和レッズに移籍して3シーズン在籍しました。オーストラリア代表の大型DFとして期待されましたが、怪我に泣かされてチームに定着できませんでした。現在は中国1部の杭州緑城に在籍しています。
  
ナバウト選手は二人目のオーストラリア人選手であり、二人目のオーストラリア代表選手という事になります。

ちなにみ、オーストラリアはアジアサッカー連盟(AFC)加盟国である為、通常の外国人枠3名の対象には含まれず、追加1名という位置付けになります。
  
浦和レッズの戦術的には現実的な事例とは言えませんが、例えばズラタン選手、マルチノス選手、マウリシオ選手が公式戦に出場していても、追加枠としてナバウト選手は同時に出場が可能なのです。
  
外国人選手枠の詳細は、筆者の既著“新たな外国人枠で変わる2018年Jリーグの風景”をご覧下さい。    

ゴールを奪取する嗅覚を備えた選手

  
今シーズンのAリーグにおいて、得点、アシスト共にオーストラリア人選手として最高成績を収めていることからわかる通り、ナバウト選手は攻撃的な選手と言う事ができます。
  
浦和レッズでの登録はMFですが、オーストラリア代表としてはFWである事からも、より攻撃参加できるポジションでの起用を期待したいと思います。
  
タフなフィジカル能力と共に、ゴールを奪取する嗅覚を備えている選手ですから、タイプは違うとは言えラファエル・シルバ選手の穴を埋める事ができる可能性に秘めています。
  
日本代表にとっては天敵と呼ばれている現オーストラリア代表選手のティム・ケーヒル選手にも似た、ゴールに貪欲でアグレッシブな選手ですから、浦和レッズにはいなかったタイプの選手とも言えます。
  
Aリーグでの活躍の全てを、浦和レッズでも開花させて欲しいと願うばかりです。

アジア王者の今シーズンの戦い振りは、誰しもが予想しなかった展開だと思います。
前監督のミハエル・ペトロヴィッチ監督(現北海道コンサドーレ札幌監督)の攻撃面と、堀孝史監督の堅実なスタイルが、まだ整理されてない感があります。
リーグ随一のタレントを誇り、熱烈なサポーターで知られる浦和レッズですから、戦術が収斂されれば、浮上する事は間違い無いと思います。
その契機となるべく、初代表選出で意気の上がるナバウト選手が、早くチームに溶け込んで、胸熱くなるプレイで埼玉スタジアム2002を沸かせてくれる事を期待しましょう!

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