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フォルトゥナ5連勝で独2部首位キープ!宇佐美完全復活を予感させる一戦

岩崎 充

2017/10/23 08:09

2017/10/24 10:09

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ツヴァイテリーガ(ドイツ2部リーグ)で首位を走るフォルトゥナ・デュッセルドルフ。

金曜日に行われた第11節、対戦相手のダルムシュタットは指揮官に元ドイツ代表の名ボランチ、フリンクス。そしてメンバーにはドルトムント黄金期のメンバー、グロスクロイツ(29歳)がいるチームだ。

前節からメンバー2名を入れ替えて臨んだフォルトゥナ、そして復活の兆しを見せる宇佐美はこの試合どう戦ったのだろうか。

2戦連続のクリーンシート

前節からの変更点は、前線のクヨヴィッチ、そして左サイドの宇佐美の先発起用。好調を維持する宇佐美のライバル、ラマンを右サイドへシフトさせ両サイドに攻撃的な選手を並べた。またシステムは3バックではなく4バックを採用。

試合はいきなり先発起用2人の活躍で幕を開ける。

開始わずか1分、コーナーキックを宇佐美がニアサイドへ蹴ると、これを主将フィンクが頭でそらし、最後はクヨヴィッチがヘディングで押し込み先制ゴール。

3分には混戦から至近距離のヘディングシュートを許すも、ここはフォルトゥナGKヴォルフがスーパーセーブ。

15分には宇佐美に決定機。右サイドのツィマーからのクロスをダイレクトで合わせるがシュートは惜しくもポスト、さらにこぼれ球を拾いクロスを上げるがラマンのヘッドはバーの上。

その後試合はフォルトゥナペース、この日セットプレーを担当した宇佐美もCKやFKで鋭いボールを再三送り相手ゴールを脅かす。

30分には自陣からのパスミスでこの日最大のピンチを迎えるが、GKとの1対1のシーンでローゼンタールがシュートを外し難を逃れる。

後半もカウンターでヒヤリとするシーンはあったものの、2連敗中のダルムシュタットに有効な打開策がないこともあり、落ち着いたプレーでフォルトゥナは相手の攻撃をはじき返す展開。

フォルトゥナはそのまま逃げ切りに成功、2戦連続のクリーンシートと共に5連勝で首位をキープした。

現地メディアからも好評価だった宇佐美

この日の宇佐美は80分に交代、フル出場とはならなかったが移籍後最長のプレー時間となった。
同じサイドのSBシュミット、そしてトップ下のフィンクとの好連携で左サイドを崩すシーンもあり、また守備も怠らなかった。
後半は前半に比べ仕掛けるシーンは減り、無難なパスを繰り返すシーンが増えたが、これは試合の流れを読んだ上での判断だったと本人は語っている。

ドイツ現地紙でも好評価となったこの日の宇佐美だが、個人的にはまだ良くなる余地があると感じさせる内容だった。

右サイドのラマンが積極的に裏へ飛び出しボールを呼び込んだのに対し、宇佐美は足元でボールを受けて仕掛ける形が多かった。

そんな中の後半65分、前を向いたMFフィンクから縦へ走った宇佐美へスルーパスを送るシーンがあった(相手DFに防がれシュートには持ち込めず)。
ここまでの宇佐美の2ゴールはいずれもこぼれ球に反応したものだが、このような動き出しが増えていけば今後流れの中からのゴールシーンも自然と増えて行くのではないか。

またこの日右サイドのラマンやツィマーから再三クロスを上げるシーンがあったが、ファーサイドに味方が誰もいなくクロスがそのままラインを割る場面が2度ほどあった。
そこに宇佐美が顔を出していればさらに多くの決定機が作られたと思うと、この辺りの動き出しも今後シーズンが進む中で改善されていくことを期待したい。

また75分、宇佐美がドリブルで中央へ切れ込みペナルティエリア手前まで迫るシーンがあったがドリブルが大きくなり、DFにボールを奪われるシーンがあった。
個人的にはパスという選択肢との間で迷った風にも感じられたが、あのシーンでは迷わず単独で勝負して欲しかった(突破できるだけの能力は当然備えているのだから!)。

破竹の5連勝、フォルトゥナに課題はあるのか

11節を終えて9勝1敗1分、文句のつけようのない成績だ。

前回の記事で紹介したように、フォーメーションのバリエーションに加え多数の選手を起用していることにより、選手の層は厚くなっている。
数名固定されつつあるメンバーはいるものの、誰か特定の選手に依存するようなチームではないため、大崩れする可能性も低い。

また、ダムルシュタット戦もフンケル監督が先発起用した2選手がゴールに絡むなど、監督の采配も冴えている。
今月上旬にはアシスタントコーチのヘアマンがバイエルンへ引き抜かれたが、その影響は恩師と慕っていた宇佐美を含め今の所影響は感じられない。

リーグ優勝には優秀なゴールキーパーが欠かせないものが、フォルトゥナは好調を維持するヴォルフと現在負傷中の正GKレンジングも控えており、正直課題を探すのが難しい。

チームの上昇とともに、宇佐美の完全復活が見える日はそう遠くないかもしれない。

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