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【選手数値化プロジェクト】日本を代表する7人の司令塔

岩崎 充

2017/08/21 11:40

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NEWS

日本代表の直近4試合、イラク戦、シリア戦、タイ戦、UAE戦を振り返ると、中盤からチャンスに直結するようなパスの本数は非常に少なかったというのが筆者の印象である。

ハリルホジッチ監督が縦に速いサッカーを志向しているという点を差し引いても、最近の内容は物足りない。中盤で攻撃を組み立て、ゴールに直結するボールを配給するプレイヤーの存在が、今月末のオーストラリア戦の鍵を握るのではと個人的には考えている。

そこで今回は、特にパス能力に秀でた司令塔を7名ピックアップ、それぞれの能力値を項目毎に数値化したものを紹介する。

ちなみに数値は、以前こちらの記事で紹介したFIFA17をある程度参考にしているが項目自体は若干異なる。また、総合値の考え方は完全に別(本記事の総合値は純粋に各項目の数値を平均化したもの)なので、比較しつつも独自のものとして見ていただきたい。

スタミナと右足精度も高い天才レフティー

名前:中村 俊輔 (Shunsuke Nakamura)
年齢:39歳
所属チーム:ジュビロ磐田
総合値:67
オフェンス:74 ディフェンス:44 スキル:87 フィジカル:53 メンタル:79

能力値詳細:

by football-playerstats.com

日本を代表する司令塔の1人目は、ご存知日本を代表するファンタジスタ。

特徴はやはりフリーキック精度で、今現在世界でもトップ10に入ると言われている。直接FKだけでなくCKからもアシストを量産しており、その数値を92とした。
またその左足が注目されがちだが、右足でのパス精度も高くその点もパス精度に加算されるべき点だ。
さらに特筆すべきは運動量で、39歳となった今現在でもチームでの走行距離は常に上位。スタミナの値は今回紹介する全選手で一番高い74という数値とした。

類稀なる戦術眼を持つ和製ピルロ

名前:遠藤 保仁 (Yasuhito Endo)
年齢:37歳
所属チーム:ガンバ大阪
総合値:66
オフェンス:69 ディフェンス:53 スキル:78 フィジカル:51 メンタル:82

能力値詳細:

by football-playerstats.com

中村俊輔と並び「黄金世代」を代表する名MF。代表キャップ数は実に152、長年日本の攻撃を牽引してきたレジスタだ。
トップ下だけでなく、アンカーの位置からも攻撃を組み立てる姿は元イタリア代表ピルロと同じプレースタイルだが、今シーズンは年齢的な衰えからか、守備時の寄せの遅さがやや目につく。

それでも試合の流れを冷静に読み取り、長短・緩急を織り交ぜたパスを使いこなしゲームを作る姿は和製ピルロを彷彿とさせ、そのメンタル数値もピルロに決して劣らないだろう。

最も攻撃的なレジスタ

名前:中村 憲剛 (Kengo Nakamura)
年齢:36歳
所属チーム:川崎フロンターレ
総合値:67
オフェンス:73 ディフェンス:52 スキル:79 フィジカル:55 メンタル:77

能力値詳細:

by football-playerstats.com

昨シーズン、歴代最年長でJリーグのMVPを獲得したフロンターレ一筋のゲームメーカー。今最も代表復帰の声が大きい選手ではないだろうか。
トップ下やボランチが適正ポジションだが、その攻撃面での強みを最大限に活かすべく近年はトップ下での出場が増えている。
持ち味のスルーパスやロビングパスでのアシストはもちろんのこと、ファイナルサードでゴールを決める決定力の高さもあり、シュート精度は77と今回の選手でトップの数値とした。

フィジカルに秀でるアタッカー

名前:本田 圭佑 (Keisuke Honda)
年齢:31歳
所属チーム:CFパチューカ
総合値:69
オフェンス:75 ディフェンス:50 スキル:77 フィジカル:66 メンタル:76

能力値詳細:

by football-playerstats.com

4人目は現役日本代表のレフティー。昨シーズンまで在籍していたACミランや日本代表でも右ウィング/サイドハーフでの起用が多く、司令塔というよりはアタッカーという側面が強いかもしれない。
代表ではフィジカル面の強さも活かし最前線で起用されるケースもあり、この選手の適正はやはりフィールド中央にあると思う。
ヘディング精度やジャンプ力の高さも今回紹介する選手の中では突出している。

Jリーグ屈指のゴール前でのひらめき

名前:柏木 陽介 (Yosuke Kashiwagi)
年齢:29歳
所属チーム:浦和レッズ
総合値:65
オフェンス:71 ディフェンス:48 スキル:78 フィジカル:60 メンタル:66

能力値詳細:

by football-playerstats.com

中村俊輔、本田圭佑と並ぶレフティーの司令塔。また中村憲剛と同様にトップ下とボランチ両方のポジションをこなすが、レッズではボランチとして守備力に秀でる阿部とコンビを組むことが多い。
かつての日本代表監督、オシム氏はそのメンタル面を課題として挙げたように、精神部分での弱さがある一方で創造性ではJリーグ屈指のタレントではないだろうか。
特にゴール前での相手の意表を付くプレーは特筆すべき点で、創造性の数値は中村俊輔の88に続く86とした。

世界の敏腕SDが認めたオールラウンダー

名前:清武 弘嗣 (Hiroshi Kiyotake)
年齢:27歳
所属チーム:セレッソ大阪
総合値:70
オフェンス:74 ディフェンス:49 スキル:83 フィジカル:66 メンタル:76

能力値詳細:

by football-playerstats.com

清武は、才能のあるタレントを見出す力に秀でる敏腕スポーツディレクター、モンチ氏が認めた日本の司令塔。
パスだけでなくボールコントロールやドリブルでの推進力にも優れているのが特徴で、オールラウンダーという印象が強い。
ブンデスリーガでは彼のセットプレーから味方がゴールするシーンが度々見られ、そのフリーキック精度は中村俊輔に次ぐ88とした。

代表復帰が噂される近代的MF

名前:柴崎 岳 (Gaku Shibasaki)
年齢:25歳
所属チーム:ヘタフェCF
総合値:68
オフェンス:72 ディフェンス:58 スキル:74 フィジカル:64 メンタル:71

能力値詳細:

by football-playerstats.com

テネリフェ加入時は不安障害の症状により精神的な課題を露呈していたが、その後コンディションを取り戻すと、攻撃の中心としてチームを1部昇格まで後一歩というところまで導く活躍。序盤の苦しい経験も柴崎の成長に一役買ったはずだ。
ポジションは中盤のどのポジションでもそつなくこなし、守備面でも献身的なプレーができる、まさに近代的なサッカープレイヤー。
遠藤保仁が後継者に指名したこともあるように、冷静な判断力も兼ね備えており、インテリジェンス(戦術理解度や戦術眼)の値は82と高く設定した。

世界との比較:世界屈指のレジスタ

選手の能力値は比較するデータがあってこそ。ということで史上最高のレジスタと呼ばれるイタリアのレジェンド、ピルロを比較対象として記載する。

名前:アンドレア・ピルロ (Andrea Pirlo)
年齢:38歳
所属チーム:ニューヨーク・シティFC
総合値:73
オフェンス:78 ディフェンス:59 スキル:90 フィジカル:53 メンタル:84

能力値詳細:

by football-playerstats.com

すでに38歳と全盛期を過ぎてはいるがパス精度、そして世界No.1と称されるフリーキック精度は最高クラス。
またチームの頭脳として機能し卓越した戦術眼を誇り、精神力・インテリジェンス・創造性も世界トップクラスの数値がふさわしいだろう。

柴崎や中村俊輔の復帰が最善?

上記日本人7選手の能力値(大項目)をリスト化すると下記の通り:
(名前の隣は総合値、OH=オフェンス DF=ディフェンス SK=スキル PH=フィジカル MT=メンタル)

中村俊輔【67】OH:74 DF:44 SK:87 PH:53 MT:79
遠藤保仁【66】OH:69 DF:53 SK:78 PH:51 MT:82
中村憲剛【67】OH:73 DF:52 SK:79 PH:55 MT:77
本田圭佑【69】OH:75 DF:50 SK:77 PH:66 MT:76
柏木陽介【65】OH:71 DF:48 SK:78 PH:60 MT:66
清武弘嗣【70】OH:74 DF:49 SK:83 PH:66 MT:76
柴崎 岳【68】OH:72 DF:58 SK:74 PH:64 MT:71

単純に総合値で判断すれば清武や本田が司令塔として最良の選択となるが、残念ながら両名ともに負傷中の状態。
次の候補となる柴崎は、すでにアギーレジャパン時代にアジアカップでプレー経験もあり、ヘタフェでの活躍次第では日本代表の司令塔として最有力になりそうだ。
また中村俊輔、中村憲剛も共に能力的にはトップフォームを維持しており、その経験値も苦しい状況を打破するのに重要な戦力となり得る。

もし39歳の中村俊輔がオーストラリア戦で先発起用されたら・・何かやってくれそうな気がするのは筆者だけだろうか?

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今回挙げた選手の能力数値の詳細は下記ウェブサイトでも掲載しております。
サッカー選手数値化プロジェクト(football-playerstats.com)
そちらもご閲覧くださいませ。

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