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【U-20W杯】世界を魅了した1999年黄金世代の軌跡

M.Iwasaki

2017/05/19 09:01

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NEWS

by JFA

5月20日から韓国で開催されるFIFA U-20ワールドカップ。

今から18年前、ナイジェリアで開催れた同大会(当時の名称はFIFAワールドユース選手権)では、黄金世代と呼ばれたタレント軍団を擁したU-20日本代表は快進撃を続け、FIFAが主催する国際大会で初めて決勝へ進出する快挙を成し遂げました。

アフリカの地で世界を震撼させた彼らのプレー、その軌跡を振り返ります。

チームの中心は小野伸二

by iwiz-spo.c.yimg.jp

■1999 FIFAワールドユース選手権招集メンバー(所属クラブは1999年当時)

GK
南雄太 柏レイソル
榎本達也 横浜Fマリノス

DF
手島和希 京都パープルサンガ
辻本茂輝 京都パープルサンガ
中田浩二 鹿島アントラーズ
加地亮 セレッソ大阪
石川竜也 筑波大学

MF
遠藤保仁 京都パープルサンガ
小笠原満男 鹿島アントラーズ
本山雅志 鹿島アントラーズ
小野伸二 浦和レッドダイヤモンズ
酒井友之 ジェフ市原
稲本潤一 ガンバ大阪
氏家英行 大宮アルディージャ

FW
高原直泰 ジュビロ磐田
永井雄一郎 カールスルーエ(浦和レッズからレンタル)
播戸竜二 ガンバ大阪
高田保則 ベルマーレ平塚

1999年1月、清雲栄純監督の後任としてA代表のフィリップ・トルシエ監督がこのポジションを兼務する形で就任。
チームは当時の主力2名、DF金古聖司、市川大祐を負傷と疾患により欠いての出場となりました。

遠藤保仁や小笠原満男など、2017年現在もJ1でチームの顔としてプレーする選手がいる中、チームの中心はやはり『天才』小野伸二でした。

主なスターティングメンバー

フォーメーションはトルシエ監督の代名詞『フラット3』を採用した3−5−2。

その後2002年日韓ワールドカップでも活躍する中田浩二を本職のボランチからCBへコンバートした他、左サイドに攻撃的MFが本職の本山、そして右サイドにボランチが本職の酒井をコンバートするなどトルシエ・スタイルがこのチームでも色濃く反映されました。

ナイジェリアの観客を魅了した日本のサッカー

by JFA

カメルーン、アメリカ、イングランドと同組となった日本。初戦のカメルーン戦は相手を圧倒しながらも1−2で逆転負けを許す最悪のスタートを切ります。

しかしその後チームはアメリカに3−1、イングランドに2−0と連勝し首位で予選グループを突破。特にイングランド戦では小野が左足で芸術的なループを決めその実力を世界に知らしめました。

決勝トーナメント1回戦、日本はポルトガル相手に苦戦するもPK戦の末勝利をもぎ取ると、準々決勝ではメキシコ、そして準決勝ではウルグアイを撃破(この試合にはあのディエゴ・フォルランも出場)、ついに決勝進出を決めました。

特にメキシコ戦、日本は素晴らしいプレーで観客を魅了。すると彼らのプレーに興奮した観客が試合終了後に選手を祝福しようとピッチになだれ込むハプニングが起きました。

かくして初の決勝進出を果たした日本ですが、決勝ではシャビを要するスペインに0−4を完膚なきまで叩きのめされます。

この試合はチームの核、小野を累積警告で欠いたことも大きかったですが、トルシエ監督は練習でも試していない3ボランチを採用する奇策に打って出た他、試合前に「決勝はプレゼント」と選手へ発言。
この発言により選手のテンションが直前で切れてしまったと後日播戸選手は語っています(余談だがこのモチベーションを大会途中で断ち切り奇策に打って出るのは、3年後の日韓W杯決勝トーナメント1回戦のトルコ戦でも繰り返されることに。今思い出してもホントに悔しい・・)。

■U-20日本代表 対戦成績
初戦    対カメルーン 1−2 得点者:高原
2戦目  対アメリカ 3−1 得点者:OG、高原、小笠原
3戦目  対イングランド 2−0 得点者:石川、小野
T1回戦  対ポルトガル 1−1(PK5−4) 得点者:遠藤
準々決勝 対メキシコ 2−0 得点者:本山、小野
準決勝  対ウルグアイ 2−1 得点者:高原、永井
決勝   対スペイン 0−4

左サイドを切り裂いた本山のドリブル

by football-uniform.up.n.seesaa.net

決勝こそ残念な結果だったものの素晴らしいプレーで大会を去った日本。大会ベストイレブンには日本から小野伸二、本山雅志の2名が選出されました。

小野はゴールに絡む以外にも中盤のバランサーとしても機能、チームのリズムを生み出しその存在はまさにチームの大黒柱でした。

また、個人的にはもう一人のベストイレブン、本山選手のプレーにも当時強く衝撃を受けました。
1対1のシーンになると本山選手はスピードあるドリブルで勝負を仕掛け、左サイドで相手を抜き去るシーンは大会中何度も見ることができました。この大会での彼のプレーは、現在エイバル所属の乾選手のプレーに近かったと思います。

こうして幕を閉じた1999年大会。

今回、実に5大会ぶりの出場となる日本は、G大阪の堂安律選手、ジュビロ磐田の小川航基選手、柏レイソルの中山雄太選手、そして15歳で飛び級招集となった久保建英選手などのタレントが世界に挑みます。

18年前の黄金世代に負けない、素晴らしいプレーに期待したいと思います。

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