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見た目のサッカー:日本の守護神編

タカハラユウスケ

2017/03/31 22:30

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ずっとサッカー選手を描いてきたイラストレーターがサッカーを戦術や技術といった視点ではなく、いち視聴者としてプレーヤーの「見た目」から個人的な見解でサッカーを語ります。

日本代表ゴールキーパー

© タカハラ ユウスケ

やってくれそうなのは川島
やらかしそうなのも川島

 
W杯アジア最終予選UAE戦、タイ戦を連勝で飾りグループ1位に躍り出た日本代表。
そのゴールマウスを任されたのはここしばらく守護神を務めてきた西川周作(30 浦和レッズ)ではなく、それ以前の守護神・川島永嗣(34 メス=フランス)だった。

 僕は競技としてサッカー経験があるわけではないのでGKとしての資質については言及できないが、イラストレーターとしてサッカー選手の顔をずっと描いてきた者として言えば、川島にあって西川にないものは威圧感のある見た目と雰囲気だと思っている。いや、正確には代表の西川と川島と言った方がいいかもしれない。浦和のユニフォームをまとう西川は頼もしく見えるのになぜか代表のシャツを着てる時にはその雰囲気が失われる……これはいつも不思議に思っている。なんにせよ鬼気迫る表情で日本のゴールを守る川島は見ている方にも特大の安心感を与える。見ているだけでもそうなんだから、一緒にプレーしている選手たちもそれを感じているにちがいない。普段リーグ戦を追っていない代表ファンに川島支持が多いのはその印象が強く残るからだろう。

 しかしそんな川島もUAE戦のスタメン発表時、ネット上では不安の声が圧倒的だった。ここぞの場面で鬼神のような活躍をする一方で、時々信じられないポカをしてしまうのも川島。やってくれそうだがやらかしそうでもあるのだ。やや調子を崩しているとはいえ、浦和で安定した守りを見せてきた西川に対して川島はクラブレベルでここ数年目立った活躍をしていない。試合勘の鈍った川島は、「やってくれそうな川島」ではなく「やらかしそうな川島」になってしまっているのではないだろうか?ファンが危惧したのはそこだろう。しかし蓋を開けてみれば、日本のゴールマウスを守っていたのは「やってくれそうな川島」だった。UAE戦で大ピンチをスーパーセーブで止め、タイ戦でもPKをセーブする大活躍。自分も含め不安を口にしていたファンや評論家たちは軽やかに掌を返して賞賛した。「やらかしそうな川島」を封印してこのまま代表をW杯に導いて欲しい。

後継者問題

川島永嗣

© タカハラ ユウスケ


 そんな川島もすでに34歳。ユベントスのブッフォンが39歳でいまだ世界最高レベルで活躍しているのを考えればまだまだとも言えるかもしれないが、やはり後継者は必要だ。後継者としてお勧めしたいのは柏レイソルの中村航輔(22)。若くポテンシャルがある、という評判ではあるが、前述した通りゴールキーパーとしての本当の資質について僕は見抜くことはできない。ただ一つ言えるのは彼もまた「やってくれそう」な顔をしてるのだ。

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