Shooty

日本7部リーグ相当?UNDER ARMOURが全面サポートするいわきFCってどんなチーム?

スタッフ1

2017/03/26 13:00

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

NEWS

以前にも本サイトで紹介されていました、いわきFCについて更に詳しく紹介させて頂きます。

日本のプロサッカーリーグはJ1、J2、J3と3部構成になっております。
プロリーグの下にあり、アマチュア最高峰リーグといわれているのがJFL、そして、その下に9地域リーグの1部、2部があります。

いわきFCはさらにその下のリーグである、福島県社会人サッカーリーグ1部に2017年から所属し、将来のJリーグ参入を目指しています。
県リーグの1部は、上から数えると、日本7部リーグに相当します。


by いわきFC:Facebookページ

いわきFC誕生の背景とクラブのビジョン

いわきFCは、元湘南ベルマーレの社長の大倉智氏によって2015年12月に設立されたクラブであり、株式会社いわきスポーツクラブによって運営されています。このいわきFC誕生の背景には、クラブの社長である大倉氏が、UNDER ARMOURの日本での販売元である、株式会社ドームの社長と25年ぶりに再会したことがきっかけになっています。
ドームの「スポーツを通じて社会を豊かにする」という理念を日本のサッカー界に持ち込み、イノベーションを起こすために設立されたクラブがいわきFCです。

関連サイト:
UNDER ARMOUR公式サイト
株式会社ドームホームページ

そんないわきFCには、以下3つのビジョンがあります。
①「いわき市を東北一の都市にする」
スポーツの持つ最大の経済的な価値を引き出し、復興から成長へ繋げるという意味が込められています。「街のど真ん中にスタジアムがあり、365日稼働させ、ワクワクする体験を生み出す」クラブを目指しています。

②「日本のフィジカルスタンダードを変える 魂の息吹くフットボール」
ゴールを奪う、ゴールを守る、シュートを打つなどといったフットボールの本質を押さえ、前に前にと進む本能や「相手の陣地を奪いたい」という本能を勇気を持って実行するという意味が込められています。

③「人材育成と教育を中心に捉える」
スポーツを通じて社会を豊かにするために地域の子供達の未来を担い、社会性のある世界基準の選手や指導者を育成するという意味です。

この3つのビジョンを基に運営されています。
地域に密着したクラブであり、人々をワクワクワクさせるというプロサッカークラブに必要な要素が含まれています。

UNDER ARMOURが初年度30億円出資?クラブハウスと専用練習場も保有?


by いわきFC:Facebookページ

いわきFCは、社長の大倉氏がドームの社長との再会がきっかけで作ったクラブということもあり、UNDER ARMOURが全面的にクラブをバックアップしており、初年度には、30億円出資したともいわれています。

そのバックアップもあり、いわきFCの専用グランドは2016年11月に完成。今年の6月には、クラブハウスも完成予定です。
さらには、クラブのバスも保有しており、応援ツアーも開催されています。
日本7部リーグに相当する県リーグ1部ながら、Jリーグクラブに勝る環境です。

いわきFCのチーム活動は週に6回ほどで、選手達は、平日の午前中に練習をして、午後からは物流施設である、「ドームいわきベース」で働いています。
選手達は、基本的に全員がアマチュア契約ですが、スタジアムの建設計画もあり、いわきFCをJリーグで見るのもそう遠い話ではないかもしれません。

2016年シーズンの開幕戦では、2668人もの観客を集めました。これは、J3リーグの平均観客動員数にも匹敵するほどの観客数です。
このことからも、いわきFCがJリーグに参入するのもそう遠い話ではないと言えるのではないでしょうか?

関連記事:
開幕戦に2668人が来場!?いわきFCを指揮するのは元広島のハウストラ

全国クラブチームサッカー選手権大会で優勝 そして2017シーズンへ


by いわきFC:Facebookページ

これまでは、いわきFCの経営面や環境面について触れましたが、いわきFCが優れているのは経営や環境だけではありません。
2016年に行われた第23回全国クラブチーム選手権大会で優勝したのです。
この大会は主に県リーグ1部と2部に所属するクラブチームが出場する全国大会です。
その大会で2016年当時福島県リーグの2部であったいわきFCは決勝戦で大阪府代表のチームに9-0で勝利し、圧倒的な強さで優勝しました。

2017年の2月に発表された2017シーズンの新体制発表会では、大卒選手を中心に12選手の新加入が発表されました。
新監督には、2016年シーズンまで指揮を執った、ピーター・ハウストラ監督に代わり、田村雄三氏が就任します。
田村新監督は、2015年まで湘南ベルマーレでユースチームの監督やテクニカルディレクターを務めて、2016年はいわきFCの強化・スカウト本部の部長をしていた経歴を持っています。
12人の新加入選手が加入し、新監督で2017シーズンを迎えるいわきFCのJリーグ参入への戦いが4月から始まります。
新監督と多くの新加入選手が加わったいわきFCがどんな戦いを見せてくれるのか注目したいです。
そして、近い将来JリーグでいわきFCが戦う姿を見れることに期待したいですね!

参考文献:いわきFC公式サイト

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう