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【C大阪VS鳥栖】清武と山村の起用法に見る新しいセレッソの戦い方

M.Iwasaki

2017/03/20 19:57

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NEWS

by cerezo.jp

Jリーグ第4節、セレッソ大阪VSサガン鳥栖は1−0でホームで勝利し、リーグ戦初白星を獲得しました。

C大阪のユン・ジョンファン監督の古巣対決(同監督は2011年から2014年まで鳥栖を指揮)、鳥栖に新加入したコロンビア代表FWイバルボのデビュー、そして来週に控える日本代表・UAE戦に向けた清武のコンディションなどが注目を集めた一戦。

試合は戦前の予想通り両チームともに手堅い守備で拮抗した状況の中、この日唯一のゴールを決めたのはセレッソの伏兵、MF山村選手でした。

ボランチの山村をトップ下に置くセレッソの布陣

by cerezo.jp

山村といえば186cmという体格を生かし、主にボランチやセンターバックでプレーする守備的なプレイヤーですが、ユン・ジョンファン監督は彼をトップ下(もしくは最前線)に抜擢。
直近の数試合は彼を中央に置き、左に柿谷、右に清武、前線に杉本という布陣を用いています。

鳥栖戦スターティングメンバー

この日、トップ下の山村は試合序盤から安定したポストプレーを披露、チームのポゼッションを高めつつ左右にボールを散らし攻撃の起点となることに成功。
後半70分のゴールシーンではセットプレーの流れからヘディングで押し込みゴールをゲット。
また終盤はCBとして最終ラインに加わり鳥栖の猛攻を跳ね返すなど、文字通り攻守に大活躍を見せました。

当初セレッソには堅守速攻スタイルをイメージしていた筆者ですが、山村のトップ下起用によりチームはショートパスでポゼッションを高め、サイドの柿谷・清武というタレントで相手を崩す新しい戦い方で勝利を得ました。

スルーパス0本、期待したい清武・柿谷ホットライン

by Jleague

チームは勝利したものの、筆者はこのセレッソの布陣による攻撃にやや違和感を覚えました。

トップ下の山村は相手を背負ってのポストプレーか、前を向いてもサイドの上がりを待って両サイドにはたくことが多く、前線へのパスはあまり見られず。
右サイドの清武は右足でクロスを何度か放り込むものの、本調子ではないこともあり味方に合わない又は豪快にふかす場面も(それでも先制点は清武のクロスが起点)、左サイドの柿谷は主に味方とのコンビネーションからサイドを崩すプレー。

ワントップを務めた杉本が精彩を欠いたこともありますが、結果的に前線へのスルーパスはこの日ほぼゼロでした。

清武はコンディションと味方との連携が良くなれば改善されると思われますが、柿谷に関してはその持ち味が十分に発揮できていない印象を持ちました。
セレッソのキャプテン、そして歴代エースが背負った背番号8をまとう柿谷選手は、2013年シーズンにJ1で21得点を決めエースとしてチームを牽引。その活躍が認められ翌年には日本代表としてブラジルW杯にも出場しました。

その21ゴールは主にワントップの位置から背後へ飛び出し、”天才”と呼ばれる彼の代名詞とも言える、絶妙なトラップから1タッチもしくは2タッチでゴールを決めたものでした。

柿谷曜一朗 2013年Jリーグ全21ゴール集

必見は上記動画の1:43と4:12から始まるゴールで、これこそが彼の真骨頂と言えます。
このようなシーンを作り出すには、清武を中央に置き、ワントップの柿谷とのホットラインという形がやはり理想。
もちろん現在の布陣は現メンバーの状態を考慮した上での最善策かもしれませんが、今後対戦相手や試合の状況により清武→柿谷という縦ラインのオプションが加われば、よりセレッソの攻撃に厚みが増すのではないでしょうか。

イバルボの本領発揮はこれからか

by Jleague

一方チーム合流間もないながらも、この日先発出場を果たしベールを脱いだイバルボ選手。やはり連携面に課題はあるものの、高い身体能力によるキープや豊田とのワンツーなど能力の片鱗を見せました。

コロンビアからイタリアへ渡り、強豪ASローマにも所属していたことがある同選手の最大の特徴はスピード。
ワントップ以外にもサイドでのプレーも得意とし、スピードを生かしたドリブルからのクロスも得意とする一方、今までの経歴を見る限り生粋のストライカーというタイプではなさそうです。
(1シーズン10得点以上決めたことがない)

現在26歳と働き盛りのイバルボが、絶対エースの豊田や攻撃を組み立てる鎌田らとどんな融合を見せるのかも、今後楽しみにしたいと思います。

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