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【鹿島vsFC東京】王者を撃破したタレント軍団、光る守備意識と2年目SB室屋の存在

岩崎 充

2017/02/28 23:40

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by fctokyo

ついに開幕したJリーグ。一番の注目カードと呼ばれた王者鹿島と大型補強を敢行しタレント軍団となったFC東京の開幕戦は、1-0でFC東京が鹿島を見事撃破。
優勝候補筆頭の出鼻をくじくことに成功しました。
新生FC東京の戦いぶりはどのようなものだったのでしょうか?

組織された強固な守備

5人の新戦力をスタメンで起用したFC東京。
大久保、永井、高萩など多彩なタレントによる攻撃陣に注文が集まる中、チームは序盤から組織された守備ラインを敷き鹿島の攻撃に対応します。
ボランチで出場した高萩選手も広島時代に見せた優雅なプレーを封印、精力的な守備で同じボランチの橋本とともに守備を引き締め王者を大いに苦しめました。
前半、ボールをキープしているものの鹿島の決定機はゼロ。逆に6分には大久保が右サイドに流れ至近距離からシュートを放つなど、得点の匂いを感じさせたのはFC東京でした。
後半、鹿島は58分ペドロ・ジュニオールにこの日唯一と言っていいゴールチャンスが訪れますが、ここは東京の新戦力GK林がビッグセーブでゴールを死守。
そして80分、交代出場の前田の起点から同じく途中出場の中島が得意のミドルシュートを放つと、これが鹿島のオウンゴールを誘発し東京が先制。
その後も東京はDFラインを下げ集中を切らすことなく、見事な完封勝利をもぎ取りました。

篠田監督の交代策も素晴らしかったですが、多くの新戦力を起用しながらここまで統率された守備を構築した手腕に驚かされました。
今後、王者鹿島と対戦する他チームのお手本となるような試合だったのではないでしょうか。

攻守に質の高いプレーが目立った右SB室屋

by jleague.jp
この日のMVPを挙げるとすれば筆者はGK林を推しますが、もう1人印象に残った選手として右SB室屋選手(22歳)を挙げたいと思います。

序盤から対峙した土居や金崎と熾烈なマッチアップを繰り広げますが、気迫のこもったプレーでほぼ相手をシャットアウト(1度土居にスピードで振り切られましたが)。
前半ペドロ・ジュニオールがカウンターで抜け出した場面がありましたが、ここも素晴らしいスピードと冷静な対処でピンチを防ぐなど安定した守備を見せていました。

また攻撃時には常に高いポジションを取り、縦へのロングフィードと精度の高いクロスボールで好機を演出。
前半の6分の大久保のシュートも起点は室屋の縦パスから。そしてこの日筆者が一番前のめりになったシーンは前半38分に見せた室屋のクロスボールでした。
飛び込んだ永井にはわずかに合わななかったものの、そのスピードとコントロールは素晴らしく今後に期待させるワンシーンでした。
ドリブルで相手を切り裂くような派手なプレーはないものの、90分通してミスらしいミスはほぼなし、冷静な判断力も素晴らしくクリーンシートに貢献しました。

思えばU-23日本代表として、リオ五輪のアジア予選で活躍し知名度を上げた室屋選手。
その後リオ五輪の苦い経験(初戦ナイジェリア戦でチームの大量失点に絡み、チームはそのまま予選敗退)を得て大きく成長した22歳は、豪華布陣が揃うFC東京においても存在感を放っており今後が非常に楽しみです。

ウタカのサプライズ加入で破壊力を増す前線

by jleague.jp

この日際立った守備に対して、FC東京の攻撃にはまだ課題があると筆者は感じました。
川崎では流れるようなプレーから大久保選手が裏へ飛び出しゴールというシーンを何度も見ましたが、FC東京では同じような形で彼がゴールを量産するのは難しいかもしれません。

しかし去就に動向が集まっていた広島のウタカ選手が、ここに来てFC東京への移籍が決定的という報道流れました。
昨年の得点王、そしてワントップ以外にも1.5列目もこなすウタカが加入することで前線のコマは超豪華に。
前田(2009、2010年得点王)、大久保(2013、2014、2015年得点王)、ウタカ(2016年得点)と歴代得点王がずらりと並ぶ東京の前線も今シーズン注目の的になりそうです。

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